最近観たアニメ「宇宙よりも遠い場所」が結構良かったので自分の部屋よりも遠い場所にでることの少ない私がご紹介。

あらすじ
女子高生・玉木マリ(キマリ)は高校に入ったら何かを始めようと思っていたのに何も出来ないまま2年生の春を迎えていた。ある日キマリは下校中に100万円が入った封筒を拾ってしまい、翌日学校でその持ち主である小淵沢報瀬と出会う。報瀬は南極で行方不明になった元観測隊員の母・貴子の手がかりを探しに南極に行くことを目指しており、100万円はその渡航費用だった。周囲から行けるわけがないとバカにされながらも、決してあきらめずに努力を続けてきた報瀬の姿に心動かされたキマリは、彼女の誘いに応じ、共に南極を目指す。
wikpedia参照
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左から玉木マリ 小渕沢報瀬 三宅日向 白石結月

とまあこんな感じでちょっと悩みを抱えた女子高生達がひょんなことから南極を目指すお話。
この作品の良いところはなんといっても4人の魅力的な主人公です。

感情的で友達思い、しっかりと自分の芯を持った女の子。どこか冷めてて、他人に流されるような僕達若者がなにが足りないものを持っている。でも打たれ弱くて泣き虫で、普通の女子高生な一面持っている。だからすごく親近感が湧くんです。

そんな女の子達が南極を目指す物語。
南極という多くの人が行ったことはない非現実。等身大の女子高生である彼女達が本気でそこを目指すんです。なんかすごく勇気を与えてくれる。

特別ストーリーに起伏があったり、大事件が起きたりするわけではないのですが、素晴らしい挿入歌に、声優さんの迫真の演技、そして泣かせる演出まあどのお話も素晴らしいわけです。

でも僕がこの物語のキーポイントとだと思うキャラクターは主人公の親友である「めぐっちゃん」です。正直このキャラがいなかったらそこら辺の良作アニメ止まりだったかなぁって思うくらい。

このめぐっちゃんはあるお話の中でずっと仲が良かった主人公のキマリを裏切りってしまうんです。でもそれは主人公のことが嫌いなわけでなくて、南極を目指し始めた主人公が眩しくて、嫉妬から不器用なこの娘は最低な行動にでてしまったんです。主人公が好きだから。誰しも嫉妬、対等でいたい、悪いことだと分かっているのにしちゃう、こういう二次的欲求から来る心理だったり行動、少なからずあると思うでんです。この「めぐっちゃん」というキャラクターがこの物語をよりリアルにしてるんですよね。だからめぐっちゃんから始まってめぐっちゃんで終わってるじゃないかなぁなんて。

まあとにかく良い作品だと思うので観てない人はよかったらみて、

ね。