こんにちは
梅雨入りしましたね。
蒸し暑い日が続いています。
体調には十分お気をつけください。
父の葬儀は、雪が舞う日におこなわれました。
私が葬儀に着用した紺色のワンピース。
それは、友達の結婚式に着る予定だったワンピースです。
そう。
結婚式に出席する直前に、入院したのです。
大きなお腹でも入るワンピースを買って、結婚式に行くことを楽しみにしていました
まさかね…
そのワンピースを父の葬儀で着ることになろうとは…
思いもよりませんでした
『いっといで』
主治医の言葉に背中を押された私は、
葬儀の日、点滴を外してもらいました。
久々に化粧をして、紺色のワンピースに着替えます。
病院から車椅子を借りて、
葬儀場まで向かいました。
お葬式はしめやかに執り行われました。
父は本当に穏やかな表情でした
長い闘病生活お疲れさま。
もう会えないと思うと、
淋しくて心が痛い。
だから、
父は人生という旅路を終えて、
元の場所へ帰っていく。
そう思うことにしました
父の葬儀の最中、
夫は心ここにあらず。
なんで？？？
そう。
義姉がね、電報を送ってきたのです。
その電報が読み上げられると、
夫は誇らしげな顔で私を見ます
は？
え？
もしかして、
褒めてほしいんかい！！！
この人は一体、この場で何を考えとんねん。
わたしの心は凍りつきました
更に言うと、
父の遺影を見てひとこと。
いや、ひとこと以上…
『角野卓造じゃねぇぞ！！！』と言い出す始末。
へ？
父は闘病前と、闘病後では顔つきか全然違います。
当然です。
癌ですから、ゲッソリ、ゴッソリ痩せますよね。
だけど、遺影はカッコイイ姿が良いから、
良い写真を選びますよね。
それを夫は、
『誰あれ？全然見たことないし！』とか言っちゃう。
あなたならどうしますか？
私は言葉になりませんでした。
自分の父のことを、そんな風に言われるとは思わなかった。
この人は、命を失ったことがないんたろうな。
そう思いました。
だけど、救いもありました
夫以外の親族はみんな優しいのです
遠方に住んでいて、なかなか会えなかった人達に会うことが出来た。
一緒に泣いたり、
一緒に笑ったり、
何も説明しなくても、
なんとなく分かり合える。
長い入院生活で疲れていた心。
泣いちゃいけないと歯を食いしばっていた心が、
ほっこりと和みました
人の前で気持ちを表現する。
また、
自分の気持に素直になる。
簡単な様でむずかしいですよね
だけど、私は思います。
自分の心の中にね、
溜まり溜まった感情というのは、
ずっとずっと蓋をしたまんまには出来ない。
何故なら、
それはいつしか自分でも知らぬ間に、
自分の心を、蝕んでいくから。
ある日突然、
動悸がしたり、
ある日突然、
この世のおわりのような気分になったり。
知らず知らずのうちに、
心が悲鳴をあげてしまう。
だから、その前にますば、自分の喜怒哀楽。
それを素直に出せることが大切だと思います。
もし、誰かの前で、安心してね、
心の壁を取っ払って、
気持ちを出せるなら、
きっとその人は、
あなたにとって、かけがえのない大切な人だと、
私は思います
あなたの幸せを願います。
今日も１日お疲れさまでした