これまた備忘録なんですが(備忘録ばっかり…)
先日、奈良の平城宮に行ってきました。
朱雀門の近くを歩いていると、ヒィラリヒィラリと龍笛の音が聞こえてきまして
『朱雀門と龍笛の、なんと妙なることよ😌』
引き寄せられるように近づき、しばらく聞き惚れていました。
鬼木ゴウ(オニキゴウ)さんとおっしゃる雅楽師の方で、ちょくちょく北九州から(!)龍笛を吹きに来はるそう。
投げ銭代わりに、いざない館で冷たい麦茶を買ってお渡ししました。
ウゴキニオ企画という名前でYouTubeもやってはるそうです。
この日、平城宮に来たのは【万葉挽歌】の展示を見るためです。
もともと美術教員だったという永瀬卓さんが作られた、万葉や神話の人物をモチーフにしたお人形がズラリと並べられていました。
ガラスケースなし展示でしたがお人形に近づき過ぎるとセンサーが感知して、やさしい音で〈近いですよ〉と注意を促してくれます♪
まずは神話の世界から
アメノウズメノミコト
春の女神・佐保姫
秋の女神・龍田姫
コノハナサクヤヒメノミコト
倭女王
有間皇子
大伯皇女と大津皇子
長屋王
中将姫
ほんの一部だけご紹介しました。
鎮魂歌というだけあって、どのお人形も儚げな印象ですよね。
白くてほっそりとして…なんとなく土屋仁応さんの仏像のイメージと重なりました。
展示は9/1までですが、この日は作者のトークイベントがありました。
【小さな出会いが結ぶ、大きな物語】
作者の方が〈たまたま〉泊まった奈良のお宿で、〈たまたま〉お人形の写真をお宿の女将さんにお見せして
女将さんのお知り合いの尼さまも〈たまたま〉そのお宿にお泊りになっていて、
女将さんが尼さまにお人形のお写真をお見せして
その尼さま(インフルエンサー)がSNSでお人形を発信されて、それが巡り巡って展覧会
(めちゃめちゃ割愛してますが、大筋はこんなお話だった…と思う😅)
ご縁ってすごいなー🎀
あと、印象に残ったお話が作者の永瀬さんがおっしゃった「瞳を入れない、眉毛を描かない、お化粧を施さない、髪は絹糸をグレーに染めて使う…」
なるほど、あの雲のような、幻のような透明感は、このためだったんですね🤔
「ほおずきの葉脈は繊細な金細工みたいに見えるので貼り付けて使ってます」のお言葉を聞いて
トークイベントのあと再び展覧会に。
『どれどれ…ほんまやー✨』
これらのお人形たちは奈良での展覧会のあと、
東京の奈良まほろば館で9月6,7日の2日間だけ展示されるそうです。