忘れた頃に夢を見る。 | A BOUT DE SOUFFLE ~Swingin' Lindt~

A BOUT DE SOUFFLE ~Swingin' Lindt~

No MUSIC,MOVIE,ART,FASHION,BOOKS,TRIP,
and...??? No LIFE

 

 

睡眠中に見る夢の解釈は

 

古代からその理論、分析など盛んに繰り返されているが

 

現代の技術を以てしても未だに解明される事のない

 

壮大で深遠な摂理が含まれている。

 

つまり、誰もまだはっきり解析できていないという事だ。

 

 

 

深層心理学的解釈では一説によると

 

無意識の抑圧された願望だとも言えるし

 

また神経生理学的解釈では

 

過去に見聞きした事象のジャンル分けをして

 

個人的なドキュメンタリーを作り上げていると言う。

 

それは情報を整理しながら

 

個々の都合のいい様に誇大化されているとも言える。

 

 

 

 

それならば、夢に支配されてはなるまい。

 

たかが夢ごときで、日常に支障を起こす様では

 

自己管理ができていないのと同様。

 

悪夢に浮かされても、白昼夢に惑っても

 

感傷的にはならないでおくに限る。

 

 

「マルホランド・ドライブ」「アメリカン・ビューティー」

 

「バニラスカイ」「ブラック・スワン」

 

…なんかの作品が悪い喩えだったとして

 

夢で一つの作品集を書き上げてしまった安部公房なんて

 

軽蔑に値するのではないか。

 

 

 

 

然し。

 

夢は睡眠中ずっと見ているものらしい。

 

目覚めた時覚えているいないに関わらず、ずっと。

 

一晩で8~10個のストーリーを旅しているが

 

覚えているのは最後の夢だけと言う虚しさ。

 

明け方に見た夢が残像を際立たせるなら

 

もしかしたらそれまでの夢にもずっと

 

同じ人物が現れていたかもしれないと言う期待。

 

 

 

もしや君が。

 

 

 

 

 

 

 

「自分も…」なんて言っちゃ駄目だ。

 

忘却の片隅にしまい込もうとするものに

 

抑制した想いが加速してしまう。

 

いつも君は特定のきっかけで騒ぎ出す。

 

気まぐれか、ひらめきか、偶然の産物か。

 

どうせ刹那の甘えだと切り捨てる事もできない

 

我も亦不甲斐ない類似な同志だとしても。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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