旅行記再び…
忘れていた訳ではないんですけどね
西部劇のイメージってどんな??
おそらく多くの人が連想する景色って
これじゃない??
そう、ここはモニュメント・バレー!!
ずーっと真っ直ぐな道を走ってくるうちに
遠景に見えて来る、この自然が造ったモニュメント。
正しくそこは西部劇の舞台の様で。
「駅馬車」「黄色いリボン」「荒野の決闘」などの
古典西部劇は聞き慣れないものの
「イージーライダー」「フォレスト・ガンプ」や
「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」なら覚えはある。
長い年月をかけて風化したこの自然の造形美は
ずっと時間を忘れて見惚れてしまうものだった。
今夜はここで一泊するらしいけど
一体どこにテントを張るの?
・・・と思っていると
ナバホ・インディアンの末裔のガイドが現れ
私達をジープへと誘導。
しばらくこの荒野をひた走り
少し大きめの台地になったメサの麓で降ろされた。
ちなみに・・・
メサってのはテーブル状になった台地の事で
↓こんなヤツね。
ビュートってのが孤立したものを言うの。
↓こう言うのがビュート。
メサは見るからに大きいけど
その一つに登り始めた。
一体メサの上ってどんな風になってるんだろう?
私は好奇心でワクワク
足場・・・結構悪いのです。
クサリでできたハシゴがかかってる場所があったりで
怖がって登れない人も。
あ、いつのまにか私達メンバーだけじゃなく
他のツアー客も合流していて
結構な人数になってた。
トレッキングは苦手なくせして
こう言う岩場を登る事は好きなんだな、私。
だからナバホのガイドのすぐ後に着いて
先頭チームになっていたよww
だいぶ登った所で、結構な広場になっていて
キャンプファイヤーができる様な感じの場所。
大きなサークルになってナバホのガイドの話を聞く。
結構みんな神妙な面持ち・・・
全部は意味わからなかったけど
おそらくナバホの歴史について語っている事はわかった。
どうやら今夜はここで一泊するらしいけど
テントは・・・??
トイレは・・・??
夕食も他のツアーの人達と一緒に
ナバホガイド達が用意してくれたものを頂き
一晩中キャンプファイヤを囲んで過ごす様だけど・・・
それぞれの寝袋にくるまって野宿・・・
しかもトイレもないから野○○状態・・・
草陰に隠れてこっそり・・・
生まれて初めて野宿しましたわ、私
でも満点の星空は最高に綺麗だった
日が昇るのと同時に目が覚めた翌朝。
おそらくここで見た景色を
私は一生忘れないと思う。
朝焼け前の薄い水色と
少しばかり昇りかけた太陽のピンクが混じり
白い薄もやがかった空気の中に
そびえ立ついくつものビュート。
※ホント写真が見つからなくて残念…
雰囲気に近い拾い画像ですがご了承を。
それまで一度も見た事のない景色に心は奪われ
自分を含む人間の小ささと
自然の偉大さのギャップに
言葉を失くし、やっと立っているかの様に佇んだ。
日本の小さな場所で留まっているだけだったら
絶対に見ること、感じることはできない景色と状況に
瞳を凝らし、心を凝らし
ファインダーに焼き付けた。
朝食もその場で食べる事に。
テーブルの上に乱雑に並べられたパンやシリアルを
自由に食べていい形式。
アメリカらしいな~って思ったカラフルなシリアルを見つけ
私はそれをいただく事にした。
ホント、アメリカンPOPなモノって大好き
日がだいぶ高くなって、元来た道を下って
またメインセンターみたいな場所へ帰って来た。
そして又ナバホガイドが運転するジープに乗って
砂埃舞う平野を爆走!
映画ロケで使われたという場所や
様々なメサ、ビュートを観て
それから又私達は次の目的地へ。
つづく・・・