◇焼豚の起源

 むかしむかしの中国のお話です。ある時、豚飼いの少年が父親の留守中に
 誤って火事を出し、生まれたばかりの子豚を家もろとも焼いてしまいまし
 た。気が動転した少年は焼け跡から焦げた子豚を出そうとして指に火傷を
 負ってしまいましたが、その指をなめたところまことにおいしい味がする。
 少年はあぶり焼きになった肉の塊にかぶりつきました。やがて帰ってきた
 父親もすっかりこの味の虜になり、その日から親子は子豚が手にはいると
 豚を家に閉じこめ家を焼いてはごちそうにありつくようになりました。

 この秘密は世間に広がり、国中の家が焼かれそうになりましたが、ひとり
 の天才が現れ、もっと簡単に焼豚を作る方法を考え出したこれが今日の焼
 乳猪(シャオルチュー)の起源であるとする面白い伝説があります。
 もっとも「家」という字は屋根を表す文字と豚を表す文字を合わせたもの
 ですから、家を焼いて焼豚を作ったという説も案外本当かも知れませんネ。
・今回は寒い夜におすすめメニューです。

 寒い夜にはコトコト煮込んだハム・ソーセージがとっても良く合います。
 ポトフなどの洋食はもちろんですが、意外な事におでんや水炊きなどのお鍋
 にしてもおいしく頂く事ができます。・・今回は皆様からのご投稿コーナー
から寒い夜にお薦めのレシピを何点か紹介させて頂きます。

 ◇ロースハムのポトフ (30代男性)
  家ではロースハムを丸ごと入れたポトフをキャンプの時にやります。作り
  方は、普通のポトフと一緒ですが、豚肉の代わりにロースハムを丸ごと入
  れて煮込むのです。味付けは、ハムの塩分で程よく塩味がつき、濃い味を
  好むのであれば、醤油を入れるのも良いでしょう。

 ◇ソーセージとかぶのスープ煮 (20代女性)
  1.たまねぎとかぶは一口大に切る。ソーセージはそのまま。
2.バターで、玉ねぎとかぶの白い所をいためる。透き通ってきたら、かぶ
   の青い所とソーセージを加える。
3.かぶの葉に火がとおったら固形スープの素1個とみずを600CC加え、かぶ
   の白い所に火がとおるまで中火で煮る。
4.ブラックペッパーを軽く振り、盛り付ける。

◇水炊きの中にソーセージ (20代女性)
  だしもでるし、カロリーも少ないのでダイエットにもなります。それをマ
  スタード+フレンチドレッシングを混ぜたものをつけて食べるとこれが意
  外においしいです。

 ◇レタスと粗引きソーセージ (40代男性)
  なべに、レタスまるまる一個をそのままと粗引きソーセージ3~5本を入
  れ、ひたひたの水、所定量のブイヨンでレタスがしなっとなったら塩、粗
  引きの黒コショウで味をととのえる。食べるときにつぶつぶマスタードで
  たべる。超簡単、おいしい。

 ○ソーセージと春雨のスープ (30代女性)
  ソーセージ、白菜、人参、椎茸等を水で炊き中華スープの素を加え、塩
  こしょうであじを整え、もどしてある春雨を加え、ひとにたちさせる。

◇春の豚は冬のハム・ソーセージ

 その昔、ドイツの農家では春に子豚を買い、秋までに丸々と太らせ、11月
 になると森に放してドングリを食べさせ、そして12月になると屠畜して
 ハム・ソーセージを作りました。
 これは非常に理にかなっていて、豚肉の一番美味しいのは生後10ヶ月頃
 ですし、12月になれば森には豚の餌がなくなってきます。また気温もずい
 ぶん下がってくるので、塩漬けをすました頃には長期保存にかかせない冷燻
 を行うのに適した季節になっています。

 屠畜された豚は頭のてっぺんから足の先まであますところなく利用されます。
 大きな肉塊は塩漬けしてハムやベーコンに、小さな肉塊はソーセージに、
 皮は良いゼラチンですし、あと日本ではあまり馴染みがありませんが内臓や
 血液さえもおいしいソーセージへと華麗なる変貌を遂げます。
 (豚で使えないのは「鳴き声だけ」と言われています)
 先人の知恵とは素晴らしいものですネ。