こんにちは😃
足立区竹ノ塚ほっとはりきゅう治療院の鍼医です
ある患者さんが、こんなことを話してくれました。
「最近、前より疲れやすくて。年齢ですかね。」
特別な病気があるわけではありません。
食事もそれなりに気をつけている。
でも、なんとなく体力が落ちている感じがする。
生活の様子を聞いていくと、ひとつだけ変わったことがありました。
歩く距離が減っていたのです。
コロナ禍がきっかけで在宅勤務が増えたり、ステイホームの習慣がついてしまった人が増えました。
また
仕事が忙しくなり、外に出る機会が減り
気がつけば一日の歩数は以前の半分以下。実はこれは、とてもよくある話です。
そしてここに、あまり知られていない大事な事実があります。
骨はただ体を支えるだけではなく、体の元気に関わる働きをしている
ということです。
骨は「ホルモン」を出している
最近の研究で、骨からオステオカルシンという物質が分泌されていることが分かっています。
この働きは、
・血糖の調整を助ける
・筋肉の働きを助ける
・記憶や集中力に関係する
・活力に関係する
つまり骨は、
元気を作る臓器の一つ
とも言えるのです。
しかし骨は、使われないと静かに弱っていきます。
筋肉と同じように、
刺激が入ることで保たれる組織だからです。
骨に一番自然な刺激
では、骨にとって一番自然な刺激は何か。
それは特別な運動ではありません。
歩くことです。
歩くと
・足の骨に適度な刺激が入る
・血流が良くなる
・筋肉が働く
・自律神経が整う
体に無理をかけず、
しかし確実に体を守る動きです。
激しい運動は続きません。
続かないものは、体を変えません。
でも歩くことは違います。
東洋医学から見た骨
東洋医学では
骨は「腎」が主る
と考えます。
腎とは、単なる腎臓ではなく、
・生命力
・成長
・老化
・回復力
・足腰
こうした体の土台を支える働きです。
つまり骨が弱るということは、
体の根っこが少し弱ってきているサイン
とも言えます。
そして腎を養う基本はとてもシンプルです。
・冷やさない
・よく休む
・無理をしすぎない
・適度に体を動かす
昔から言われている当たり前のことです。
でも、この当たり前を続けることが、実は一番難しいのです。
健康は特別なことで作られない
多くの人は、特別な健康法を探します。
新しい運動
新しいサプリ
新しい方法
もちろんそれがきっかけになることもあります。
しかし、本当に体を変えるのは
地味で、毎日できることです。
歩くことは、その代表です。
締め(余韻が残る終わり方)
体は、急に悪くなるわけではありません。
少しずつ、静かに変わっていきます。
そして良くなるときも同じです。
特別なことではなく、
当たり前のことを続けた人の体は、
静かに、確実に変わっていきます。
骨は声を上げません。
痛みが出る頃には、かなり弱っています。
だからこそ、何も起きていない今の習慣が大切です。
今日、少し歩くこと。
それだけで、未来の体は変わり始めます。
健康とは、
当たり前を続けられる体をつくること
なのだと思います。