こんにちは！
足立区竹の塚ほっとはりきゅう治療院の鍼癒です
今日もお天気が急変して大変でしたね
先日、ＮＨＫのプロフェッショナルという番組で、紀州白浜で自殺志願者を救済してる牧師さんを放送してました。
時に厳しくしながら、生涯寄り添う覚悟で、様々な事情を抱え死を選ぼうとした人達を支える,牧師さんの苦悩とそれを踏まえた強さに感動しました。
その牧師さんがまず始めに自殺志願者の話しを聞くときは、話しを必ず全て信じるのだそうです。
私はその一言が凄いと思いました。
何故なら、我々医療の現場でも問診といって、始めに患者さんから病気や症状について色々聞いたりします。
特に、我々鍼灸師は医師のように血液検査やレントゲンなどの検査が出来ないので、治療をしていく上で問診を非常に重視します。
なので悩みや痛みを抱えた人達の話しを聴く重要性は痛いほどよく解ります。
だからこそ、牧師さんの一言の重みに共感してしまいます。
患者さんの一言一言に真摯に耳を傾け、現れている症状や、患者さんの表現によって病状を推測し、触診や検査法によって特定していく。
これが、出来なければ幾ら鍼をうっても、的外れになって効果は出ません。
さて、牧師さんの所は言わば、自殺志願者の駆け込み寺みたいな所ですが、実は我々鍼灸治療院は体調不良の方の駆け込み寺のような所です。
実際我々鍼灸治療院にご来院される方は、大抵病院で治らず、接骨院やマッサージ整体カイロなどを巡り症状が改善しないで、矢でも鉄砲でも持ってこいの心境になり、鍼や灸を受けにいらっしゃります。
そんな方が、段々身体が良くなって笑顔になっていくのをみるのが一番の喜びです。
白浜の牧師さんも、きっと自分が助けた人が自立して、社会に復帰していくのをみるのが一番嬉しいんじゃないかなと思いました。
でも、それが決して平坦な道ではなく、時に挫折しそうな人を励ましながら一歩一歩前進していくんですね。