市部駅・垂園森・・・木津川沿いの古えロマンの感じる場所 | 余所モノ社長の伊賀・三重大好き日記

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三重県伊賀は青山地区にある青山ガーデンリゾートホテルローザブランカ。このホテル、バブル崩壊で所有者が3回変わり、オペレーターも私で4代目。経営変更により地元とのつながりも切れ、集客に苦戦する日々、でも、でも、と~っても素敵なホテルなんです。

 
 
 木津川に沿い走る国道422号線、そして併走するような伊賀鉄道。
市部駅は422号線の道路沿いの無人駅。
駅舎も無く、車で走るといつの間にか通り過ぎてしまう小さな駅。 
電車が停まって、駅だと気づく位。 
フクニン電車は道路から撮りました。
 

この市部駅から田畑の先にポツンと不思議な森が見えます・・・・ 
少しアップしてみる・・・???
 
 近くに行くと・・・
 
 そして、森の中には祠が・・・
 
 そう、垂園森(たれそのもり) 
 
 掲示板には・・・・
市指定文化財 史跡
垂園森【たれそのもり】
われならで たれ其森の玉櫻
 たまさかにもや 色にそむべき

と歌った紀貫之をはじめ、西行法師、後鳥羽院、藤原忠家、寂連院法師など多くの歌人がこの森について歌を残している。
 十三世紀前半の順徳天皇歌論書「八雲御抄」や十一世紀頃に書かれたと推定される清少納言の「枕草紙」にも記載が見られる和歌の名所である。
 当時、森は、各地で和歌の題材として多く扱われており、垂園森も和歌の名所たるにふさわしく四方を開かれ、遠くからも望まれる美しい森であったと思われる。
 上野市の歴史を理解するに欠かせない文芸に関する数少ない史跡として価値のあるものである。
 祠には、豊作を祈願し大和の三輪山から勧請した大物主神を祭っている。

       昭和四十六年十二月二十二日指定
   伊賀市教育委員会

ちいさな駅から見える小さな森は、古より詩に詠われる名所できっと美しい森だったのでしょう。
歴史を経て、新田開発が進む中、すこしづつ小さくなったのでしょう。

こんなロマン溢れる小さな駅と小さな森、どこにあるの??
見落としちゃうよ!!   \(*`∧´)/  という貴方・・・・
目印あります!! 
 

 
 
伊賀上野から国道422号線を青山方面に向かって、市部の交差点を過ぎたら、右手に素敵な看板があります。
ローザブランカの看板が見えたら、その左側が市部駅、
そして駅の向こうの小さな森が垂園森です。

ホテルローザブランカにようこそ!! 
歴史とロマンの森の先に安らぎがあります(^O^)/