ちょっと良いホテルの見分け方 2

前回の続きで安心して泊まれるホテルについてです。前回の”ちょっと良いホテルの見分け方”の続きでいきます。本当に安心して泊まれるホテルは、どんなホテルなのか?本当にお客のために良いサービスを提供してくれるのは、どんなホテルなのか?それは、どうやって判断するのか?を分かり易く、的確にお伝えしていきます。今回も、直接肌に触れることがあるようなものなので、かなり重要なポイントです!

 

①ドア開けて入ってすぐの床

客室で過ごす時に、靴を脱いで裸足の人、備え付けのスリッパに履き替える人、靴のままの人と色々だと思う。だけど、入ってすぐのドア付近は、当然みんな靴のままだ。だから、まずそこの床を見てほしい。ビジネスホテルの場合、メンテナンスを考えてタイルカーペットの場合が多い。汚れが目立たないように、濃色のストライプやマダラのような模様が多い。そして、部屋の照明は家より暗いため、汚れが非常に目立ちにくい。そこで、昼間にカーテンを開けて自然光でみるとその汚さでびっくりするかも。

 

②スリッパ

部屋にスリッパが置いてある場合は、それをチェック。「床はなんとなく不潔で汚いから、スリッパがあって助かった!」と、迷わずにスリッパを利用してる人、ちょっと待った!そのスリッパ、床より汚いかもしれません。新品の使い捨てスリッパがおいてある場合は、かなりお客思いである。

 

③ガウン

ガウンやねまきを毎日置いてくれているホテルが結構ある。”あー、ありがたい、べんりだなぁ”と利用する前にちょっとじっくり見てほしい。特にガウンは、良いホテルを見分ける時に重要なアイテムとなる。

 

それでは、恒例の①~③のどこが悪いかを考えよう!

①入口付近の床

入口付近のカーペットは、滞在中お客が必ず何度も通過するところなので、カーペットの汚れや劣化も早い。チェックインして、この入口の床が汚い部屋は、お客のことを考えていないホテルの可能性が高い。だって、一番目立つこの部分を修繕、清掃する努力を怠っているということは、他の床部分も手入れされずに不潔な状態である可能性が高いといえるので、該当する場合は、不潔な部屋だと思って間違いなし。

 

②スリッパ

スリッパは、素足で利用するものなのに管理がひどいケースがある。洗うことができないため、前のお客が使ったものをそのまま次のお客のためにセットしてあるのです。ホテルだから、安心できれいなものがおいてある前提で何も気にせず利用していると思うけど、実態は違うから、ぜひチェックしてみてほしい。見た目はきれいでも、洗濯はおろか、拭いてもいないものは、かなり恐ろしい。見た目にも古びれてくたびれた感じのスリッパだと、3年くらい洗ったり拭いたりすることなしに、いろいろなお客の足を世話してきていることもある。ひどいホテルになると、拭いてすらいないのに、消毒済の帯をまいて置いてある時もある。これは、かなりたちが悪いホテルで要注意だ。一方で、新たなお客に対して、新品の使い捨てスリッパを置いてくれてるホテルは、かなりお客思いの良いホテルで安心だ。見た目は、使い捨てスリッパは、安っぽくてケチってる感じがするけど、本当はお客のためにお金をかけてくれてるので騙されないように気をつけて!

 

③ガウン

最近は、Tシャツに短パンで寝るお客も多くて、ガウンを使わないことがよくある。だけど、ガウンは通常、かけ布団の上にセットしてある為、使ってなくても、布団から落ちて床に転がっていたりしてしまう。ここで、ホテルの真の姿と方針をチェックできる。なんと、その床に転がったりしているガウンを、次のお客のために、そのまま手でパンッパンッとはたいて、あたかも新品のようにまたかけ布団の上に置いてセットするホテルもある。ひどい時には、たまたまガウンを使わない何人もの客がチェックインとチェックアウトを繰り返した場合、ずーとガウンは交換される事なく使いまわされている可能性もあるのだ。だから、ガウンをしっかり、見てみよう!髪の毛がついていたり、黒い汚れがついていたり、ほこりをかぶっていて不潔な場合は、間違いなくこのパターンであり、そこは最低なホテルである。

 

まとめ

ちょっと良いホテルを見分けるためのチェックポイントは

①入口付近の床の状態がきれいであれば、床のカーペットに対する管理が良く、部屋の床全体もきれい

②スリッパが新品の使い捨てを用意してくれていたら、ホテルの考えがお客思い

③ガウンが使い回しされてないか(汚れ、ほこり)をチェック!

 

今回の①~③は、経営面からみると、手間と費用がかかるわりには、派手な評価得られにくいために、どうしてもごまかしが入りやすいとこなので、入念にチェックしてみてね。

 

①~③がOKなら全てをお客のために清潔に保とうという、ホテルの経営姿勢なので、全ての備品がきれいな可能性が高い。どうせ泊まるなら、こんなホテルに泊まりたい!

それでは、またっ!