鉄道ファン向けのホテルの宿泊プランが続々と登場している。部屋から電車を眺められたり、車両工場を見学できたりと、鉄道が大好きな「鉄ちゃん」の心をくすぐる内容で、不況でも季節を問わず利用が見込めるという思惑がある。鉄道に関心のなかった家族連れや女性の利用も予想以上に多く、鉄道ファン層の拡大に一役買っているようだ。
京阪電気鉄道の寝屋川車両工場(大阪府寝屋川市)で、大型クレーンが車両をつり上げると、親子連れら36人から歓声が上がった。

大阪府守口市の下野尚輝君(3)は「かっこいい」。父親の会社員、高利さん(36)も「鉄道には興味がなかったけど、間近で見ると迫力がある。ビデオで撮った映像を家でじっくり鑑賞したい」と興奮気味だ。
京阪電鉄グループのホテル京阪と琵琶湖ホテルは、無料で車両工場が見学できる宿泊プランを販売している。当初は3~6月の計8日間に限定していたが、参加者が147人と想定の2倍近くになり、7~8月も8日間追加することにした。
車両の連結部分に台車を置いた国内初の連節車「びわこ号」(1970年廃車)や、巨大なモップで洗車する様子を見学でき、鉄道ファンに人気がある。家族連れや若いカップル、熟年夫婦の参加も目立ち、ホテル京阪の担当者は「思い出作りの場になっているようだ。子ども以上に感動して帰る父親もいる」と話す。
鉄道系列のホテルが、グループの電車を“観光資源”にした形だが、駅に近い系列外のホテルにも広がっている。
外資系のスイスホテル南海大阪は、南海電気鉄道の難波駅に出入りする電車が一望できる部屋を用意した。南海電鉄が特急「ラピート」を模して作ったホチキスをプレゼントしている。
関西以外でも、京王プラザホテル札幌(札幌市)や小田急ホテルセンチュリーサザンタワー(東京都渋谷区)、宮崎観光ホテル(宮崎市)など、各地のホテルが鉄道を眺める部屋に泊まるプランを販売している。
鉄道会社は「宿泊客が増えればホテルまで鉄道を利用する人も増える」(南海電鉄)と、相乗効果を期待する。レイルウェイ・ライターの種村直樹さんは「鉄道会社にとっては、鉄道に関心を持ってもらうチャンスになる。各社は少子化で旅客が減ると嘆くのではなく、もっと知恵を絞り、乗ってもらう努力をするべきだ」と指摘する。
京阪電気鉄道の寝屋川車両工場(大阪府寝屋川市)で、大型クレーンが車両をつり上げると、親子連れら36人から歓声が上がった。

大阪府守口市の下野尚輝君(3)は「かっこいい」。父親の会社員、高利さん(36)も「鉄道には興味がなかったけど、間近で見ると迫力がある。ビデオで撮った映像を家でじっくり鑑賞したい」と興奮気味だ。
京阪電鉄グループのホテル京阪と琵琶湖ホテルは、無料で車両工場が見学できる宿泊プランを販売している。当初は3~6月の計8日間に限定していたが、参加者が147人と想定の2倍近くになり、7~8月も8日間追加することにした。
車両の連結部分に台車を置いた国内初の連節車「びわこ号」(1970年廃車)や、巨大なモップで洗車する様子を見学でき、鉄道ファンに人気がある。家族連れや若いカップル、熟年夫婦の参加も目立ち、ホテル京阪の担当者は「思い出作りの場になっているようだ。子ども以上に感動して帰る父親もいる」と話す。
鉄道系列のホテルが、グループの電車を“観光資源”にした形だが、駅に近い系列外のホテルにも広がっている。
外資系のスイスホテル南海大阪は、南海電気鉄道の難波駅に出入りする電車が一望できる部屋を用意した。南海電鉄が特急「ラピート」を模して作ったホチキスをプレゼントしている。
関西以外でも、京王プラザホテル札幌(札幌市)や小田急ホテルセンチュリーサザンタワー(東京都渋谷区)、宮崎観光ホテル(宮崎市)など、各地のホテルが鉄道を眺める部屋に泊まるプランを販売している。
鉄道会社は「宿泊客が増えればホテルまで鉄道を利用する人も増える」(南海電鉄)と、相乗効果を期待する。レイルウェイ・ライターの種村直樹さんは「鉄道会社にとっては、鉄道に関心を持ってもらうチャンスになる。各社は少子化で旅客が減ると嘆くのではなく、もっと知恵を絞り、乗ってもらう努力をするべきだ」と指摘する。