特に旅館に多い派遣スタッフとの賃金差への不満 | ホテルマネジメント技能士 Ma-Sa

ホテルマネジメント技能士 Ma-Sa

ホテルマネジメント技能士のMa-Saです。

経済発展のために、宿泊産業を盛り上げたい。
宿泊産業について多くの人に知ってもらい関心を持ってもらいたい。

ホテルマネジメント技能士の目から見た「気づき」や「関心」を
ざっくばらんに記していきたいと思います。

こんにちは

ホテルマネジメント技能士のMa-Saです。

 

宿泊産業の人員補充に派遣スタッフを活用するケースが多くあります。

 

繁忙期を補う要員としてはありがたい存在なのですが、

派遣労働者時給を、パートタイム労働者時給より高く設定している傾向が多くあります。

そしてそれに対して不満をいただいているスタッフが多いという実態もあります。

 

しかし派遣と自社雇用では、そもそもの前提条件が異なります。

登録型派遣は労働者があらかじめ派遣会社に登録し、

派遣先が決まったら派遣元と有期雇用契約を締結し、派遣期間終了により雇用契約も終了となります。

ですので、本来は短い期間、すなわち繁忙期や、人員が足りない期間に限って補われる存在で、
原則として有期契約となり、労働者派遣法で最長3年までとなっていますが、実態としては3~6ヶ月で契約満了となります。
一方、パートタイム労働者の更新に上限はなく、5年以上在籍することで無期雇用転換を申し出る権利を取得します。


本来の想定では、即戦力として使えるため派遣スタッフの時給が高く設定されている傾向がありましたが、

失礼ながら、ほとんど経験のないスタッフも一定数おり、結果的にそれが自社雇用スタッフの不満要因になっているようです。

 

 

契約満了でいつ切られるかわからない雇用形態がいいのか、

ある程度安定した雇用形態がいいのか、

そのあたりは、職場環境改善も含めて、きちんと自社スタッフには説明したいものです。