100年の思い! | オテル・ドゥ・キンヤは不滅です

オテル・ドゥ・キンヤは不滅です

創作料理に夢を馳せて・・・・・・

       好きなワイン・・・もちろん有ります!


          ソムリエとして、自分の好みをお客様に伝える事は

                   タブーです。


               はいっ!充分心得ておりますです。


                しかし、ソムリエも人の子です。


        たまには心の声を伝えてもいいじゃないですか(≡^∇^≡)


                  という事で・・・・・・・・・



ようこそ オテル・ドゥ・キンヤへ


                   助手のぽち君です!


               そうじゃなくて、ワインの紹介です。


ようこそ オテル・ドゥ・キンヤへ-vin

                   注目は中央のワイン


        そこのあなた、なーんだ知ってるよって言ってませんか?

          そうです。  シャトー・ムートン・ロートシルトです。

           毎年エチケットの画が変わる事でも有名ですし、

          フランスの5大シャトーとしてあまりにも有名です。


           知っている方はそれなりに再認識して頂いて

       しらない方は是非とも一読して知って頂きたいと思います。


         このワインは、ボルドーの格付け特級の中の第1級

         のワインで、その第1級の中でももっともたくましく

               驚くほど長命のワインです。


         ただ1855年にメドック地区の格付けが行われた際に

                第2級に指定されました。


          「われ1級を得ず、第2級なるを甘んぜず。されど

                  われムートンなり」


           充分に1級の力を持ちながら2級との指定は

              さぞ悔しいおもいだったでしょう。


               しかし彼らは尚いっそう励み、

          一徹なまでに長期熟成型の偉大なワインを

         造り続け、ついに1973年に第1級を獲得します。


           「われ第1級なりぬ。かつて第2級なりき。

            されどムートンは昔も今も変わらず。」

という名文句を残しました。

            じつに118年の時が過ぎていました。


          メドック格付けの中でその歴史を打ち破り

         昇格したシャトーはムートンただ1シャトーのみ

        どれ程の偉業であったかは言うまでもありません。


         ムートンは濃く深みのあるガーネットの色調に

         黒すぐりやスパイスのような強いブーケを放ち

          熟れた赤い果実をさらに濃縮したような

            実に豊かで濃厚な味わいに加えて

           それらの輪郭を際立たせるタンニンも

           よくきいて、絶妙のバランスを有する。


          その舌触りや気品の高さは他の追随を

                拒むむほどです。


         毎年変わるラベルは1924年から始められ

         1936年に一旦中止されますが1945年以降

              復活し現在にいたります。


         ミロ・ピカソ・シャガールや日本の堂本画伯

            が描いた事でも知られています。


         ワインはそれぞれに歴史と物語があります。

          それを想いながら楽しむのも一考です。


             ソムリエとしてだけではなく、

         私がワインに深く関わりを持つキッカケに

              なったワインでもあり

           何事もあきらめてはいけない。

            自分を信じて精進すれば、

             いつか夢を摑みとれる。


        ムートンはそう言っているような気がします。


             さあ!


         今夜も、


    飲むぞー!


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