話題がクリスマスの食べ物や絵本にそれていましたが、
夏に家族で行ったコーンオールへとアルバム作りに戻ります。
イギリスの南、最西端のコーンオールには魅力的な場所が点在しています。
中には歴史があり、古い伝説が残る所も。
ティンタジェルという可愛らしい町から、
大西洋に面する断崖絶壁へ向かうとある
ティンタジェル城もその一つです。
もともとこの地域にローマ人が居住していたそうですが、
その後、ケルト人が来て城を築きました。
驚くのは、5-6世紀から輸出入が既に始まっており、
ここへは地中海のワインやオリーブオイルが入ってきていた、ということです。
このお城は、有名なアーサー王伝説に関係している、とされていて、
その史実と伝説が織り成すミステリアスな関係も
人々を惹き付けているようです。
この橋を見て下さい!
もともとは細い土地で繋がっていた所が
14ー17世紀に壊れて離れたために
橋でつないであります。橋は5年前に出来たものです。
うーん、両側の絶壁を見ると、大丈夫かなー、と言う気持ちに
なる方もいるかもしれませんが、行ってみるとけっこう頑丈な橋でした。
後で下から見た時の方が、スリルを感じました!
これはアーサー王伝説にちなんだ、ここにある有名な銅で出来た像です。
ちょっと不気味なんですが、とてもユニークで存在感があり、人気です。
冬は嵐も多く、海は荒く、訪れる人も少ない海岸沿いですが、
夏場は観光客でいっぱいのコーンオールです。
ティンタジェルもイギリスからだけでなく、ヨーロッパからの
観光客も多く見られました。
沢山アップダウン歩いてお腹が空いたら、
敷地内にカフェもありますが、町には沢山の
コーニッシュパスティを売るベーカリーがあります。
コーンオールと言えば、コーニッシュパスティ!
是非試してみて下さいね。
サクサクのパイ生地よりは少し固めの生地の中に
ビーフと野菜 又は ポークとアップル 又は チキンとマッシュルームなど
色々な具が入っていて、ボリュームあります。
イメージとしては、スペインで言うエンパナーダに
似ています。
エンパナーダよりもっと大きくて、1番ポピュラーな伝統的なビーフのものは、
ビーフシチューのソースがあまりないものが
パイ生地に入っているような感じです。
これは、以前、この地域が炭鉱で栄えた時に、
炭鉱労働者もランチに持って行った食事だったそうで、
パイ生地を寄せてあるところは、汚れた手でも持って中身を食べれるように
ハンドルになっていたと言うことです。
ティンタジェル城はイングリッシュ ヘリテイジが運営していて、
有料です。オンラインで時間を予約出来ます。
夏と冬では観光時間が違う場所が数多くありますので、
出かける前にチェックして下さいね。
冬の間は週末だけオープンという所も多いです。
ロンドンからかなり遠いですが、イギリスにいらして時間がある方、
イギリスの田舎を訪れたい方にお勧めのエリアです。