2016年10月末をもって閉店しました
最近は東京だけでなく、大阪でも空前のパンケーキ先生ブームだそうで。
そんなブームに肩身の狭い思いをしている純喫茶の先生たちが純喫茶にぃを呼んでいる
そんな気がしてまたしても大阪に遠征してきましたよ
軒ほどご紹介しますが、パンケーキ好き女子が喜ぶようなおされ先生は一切登場しませんので、
そういう先生をお求めの方は他当たった方がよろしいかと。
まずは阪急淡路駅前へ! 駅前は再開発中で大部分が空地になってますが、
その空地が迫りくる最前線でかろうじて生き残っていた純喫茶がコチラ、「ダイヤモンド珈琲」です。
表よりも裏口(青い扉からも入れます)から見た方が純喫茶らしいかな。
あの字が一つ一つ独立したダイヤモンドの看板に激しく昭和の輝きを感じてならない。
そして純喫茶にしてはすいぶんと高さのある建物ですが、これはもしかして…、
2階建て純喫茶!
なぜこうも大阪が2階建て純喫茶が多いのだろうか。東京には滅多にお目にかかれないんだけどな。
吹き抜けになってまして、2階席のちょうど真下が1階席であとは厨房スペース。
2階席はほぼ満席だったので、1階の様子を。
これまたすいぶんと独特な彩りのイスで、この独特な彩りが時に純喫茶アートを作り出す。
なぜか仏教絵画がやたら多い。
他には怖い鬼面、お多福顔のお面、写真右端に赤いやつって中国の慶事に飾られるやつじゃなかったけ
さすが大阪純喫茶、もはや何でもあり。素晴らしいよ、このごちゃごちゃ感
でもどんなにごちゃごちゃしてようが純喫茶にぃは先生からのシグナルを見落とすことはないぞ
ホットケーキは注文後に焼きますので5~6分程度お時間をいただきます
5~6分で焼けるってどんだけクイックな先生やねん
でも実際は10分少々かかってましたから、そこは大阪先生の軽いジョークということで(^^ゞ
(クリックするとバター塗り・シロップかけ先生写真)
微妙に頼りない焼色ではありますが、これを魔法の先生と疑っているようではまだまだ甘いぞ
このツヤツヤ感は試練を乗り越えてきた先生しか纏うことの許されない聖衣なのだから。
ちょっとわかりにくいですが、お皿とカップに書かれている「ダイヤモンド珈琲喫茶」の文字。
要は特注品なわけでして、こういうところにささやかなゴージャスさも感じられる純喫茶なのだ
ゴージャス純喫茶はセットの付け合わせもゴージャスに、ゆで卵2個付き
先生とブレンドコーヒーだけ頼むと760円で、先生セットだと800円するのはこういうカラクリだったか
コメダ珈琲もビックリな展開ですけど、二つもいらねーっていうのが本音
先生自身が卵でできてますからねえ、苦渋の決断で一つだけ食べて残してしまいました…
先生はやや乾いた感じはあるけれど、甘さ控えめで粉の味をしっかり味わうことができます。
余計な味が一切しないというか、プレーン先生のハートを存分に味わうのに向いてる先生かと思います。
これは小倉のっけちゃいけない先生ですな。
後で知ったんですが吉本のコンビ「フットボールアワー」後藤輝基さんがかつて通っていたらしく店らしく、
雑誌でダイヤモンド先生を「思い出の味」と評していたとか。
確かにそういう思い出の中のレジェンドになれる先生であると思います。
しかし気になるのは淡路駅前の再開発ですね。
大阪市の事業計画を見る限り、恐らくここも立ち退き対象になってしまう可能性が高いです。
華やかなパンケーキ先生ブームの下で、思い出とともにセピア色になってしまうかもしれない先生も
いらっしゃることも忘れないでおこう。
☆★☆ダイヤモンド珈琲☆★☆
営業時間 ?