みなさん、こんにちは~!
ここのところずっと、ほっとのご近所の河津桜レポートや虹やお庭の話しが中心でした。
なぜって、素敵な風景を見ると、ついついシェアしたくなってしまいますもので…。
でも、そろそろ、
「認知症と生きる」
ということについて、少しずつですが、書いてみようと思います。
「認知症と生きる」ことは、決して楽なことではありません。
でも、「この世の終わり」でもありません。
多くの人は、「認知症になりにくいように生きる」こともできるし、
「認知症になった時に備えて生きる」こともできます。
また、「認知症と生きる」ことになったとしても、
自分にとって適切な環境があれば
人生の多くの時間を心穏やかに、幸せに、普通に暮らしていくことは可能です。
でも、実は、この、
「自分にとって適切な環境」というのが、簡単なようで、なかなか…。
もし、認知症と生きる人が見せる表情や行動の多くが、
辛い表情だったら…
イライラしていたら…
落ち着かなかったら…
怒ってばかりいたら…
覇気がなかったら…
無表情だったら…。
もしかすると、「今の環境が適切ではないよー」と、おっしゃっているのかもしれません。
1人1人、1日1日、ときに刻々と変わるその人やその状態を見極められるかどうか、
そして、その時々で適切な環境(物理的な物やケア、人間関係など)を提供できるかどうか、ここが、私たち認知症ケアの専門家の腕の見せ所です。
良い時も問題がある時も、答えは、その人の中にあります。
…というか、その人の中にしか、ありません。
(まあ、これは、認知症の人のケアに限らず…だと思いますが)
だから、私たちは、その人が残したヒント(データ)を集め、分析し、想像し、仮説をたて、試してみます。
もし、利用者さんの
困った表情が減った!
イライラした様子が減った!!
しあせそうな表情が増えた!!!
かわいく笑った~♥
…ら、実証実験成功です!
詳しいお話しは、追々書いていきたいと思います。
次回は、
認知症のケアに大切なこと、
「人として、愛情をもって、当たり前のことを、当たり前に、ただ淡々と続けること」
について書いてみたいと思います。