この物語は、平凡な社会人 立花優(たちばな まさる)30歳、会社員、独身(彼女なし。)が一週間の仕事の疲れから解放され、週末のひとときを友人と過ごしたり、一人でくつろぎながら競馬予想をする物語である。


4コーナーでスキルヴィングが追い上げる。
「よし、いけ!」
缶コーヒーを握りしめスキルヴィングの動きに一喜一憂する。
しかし、直線を向くとズルズルと後退していく。
「え?え?何?どうした。」
スキルヴィングは17着でゴール。
東京競馬場はタスティエーラのダービー制覇で盛り上がっている。
スキルヴィングに騎乗していたルメールは下馬し、スキルヴィングの様子を見る。ルメールが下馬したのを確認したかのようにスキルヴィングはヨロヨロとラチに向かい、そのまま崩れ落ちてしまった。
「なんだ?何があったんだ?」
スキルヴィングに寄り添うルメール。
しかしスキルヴィングは動かない。

その後、JRAの公式でスキルヴィングは心不全で予後不良になったと発表があった。
過去にもも悲しいレースは沢山あった。
馬はいつも一生懸命走ってゴールを目指す。
そして騎手への安全も忘れない。
一体、競走馬ってなんなんだろう。
スキルヴィングもそう。ゴールの450mも手前から苦しかったはずなのに、ちゃんとゴールして、ルメールが下馬したのを確認してから意識を失うなんて。
最悪の結末だ。悲しくてしょうがない。
「スキルヴィング、頑張ったね。天国にいって自由に気持ちよく走り回ってくれよ。」


週末を迎え、コンビニで競馬新聞とビール、柿ピーを購入。
なんか6月に入ってまた値上がりか。
年金生活してる人達にとっては死活問題なんじゃないかな。
政治家はお金沢山貰ってるから、庶民の苦しみなんかわからないのかなぁ。
ブツブツつぶやきながら部屋に帰る。

今週も森野さんからのメールはこなかった。
仕事が忙しいんだろうな。
ただ自分にいいきかせているよう。

今晩の晩飯は春巻き。
挽き肉、筍、玉ねぎ、椎茸、ニンニクを炒めて、春巻きの皮に炒めた具材とチーズをのっけて、クルクル巻いてさっと油で揚げる。
キツネ色になったら出来上がり。
春巻きをレタスで巻いてがぶり。
んー、旨い。
さらにビールをぐびり。

さあて、今週は安田記念か。
みんな無事に完走してくれよ。
今年は本当に凄い馬が揃ったな。
なにがきてもしょうがない。
取り敢えず本命はソダシ。
白い馬体でターフを湧かせてくれよ。


安田記念はソダシの単勝に三千円。複勝七千円で勝負。


日本ダービーは、スキルヴィングが頑張るも残念な結果に。10000円のマイナス。トータルは26300円のマイナス収支。