人事評価には数値目標を使って客観的指標を用いるべし。
ってのが完全に間違えて理解されて、歪んだ制度が作られたために生じた、「人為的災害」としか言いようがない現象です。
1.人事評価は納得がいくものである必要がある
ってのが大前提で一番大事な目標ではある。
ここから
2.客観的指標があれば、納得度は高いだろう
という「推論」がなされる。
3.客観的指標で、数値目標なら一目瞭然である
だから、数値目標の達成未達で評価する。
と一見、正しく見える論法だけど、
1.数値目標項目以外の事象が捨象される。
2.その数値目標の妥当性が、副作用が考慮されていない。
という重大な欠陥を生む。ってのが全く理解されていない。
これは何度か紹介している
これにいい感じで書かれてる。
例えば、難しい手術を避けまくる医者とか。
微罪を犯罪に数えなければ(100万円以下の窃盗は窃盗罪としないとか)、犯罪数は激減して、平和な街に見えるとか。
いじめと判定しなければ、いじめゼロの模範的な高校になるとか、模範的な都道府県になるとか。
それでもって、責任者を表彰して、好条件で栄転天下りさせるとか。
残業時間も、数字が無かったことにすればそれ以外の事象は捨象され、残業規制達成の模範的な校長と教育委員会と言うことでお褒めに預かれるから利益共同体であって、ここに内部通報しても意味がないと言うだけの話。
利益が共通する組織じゃなく、残業規制を守れてない校長や教育委員会を摘発すれば点数が上がる組織が必要、ってことになるわけだ。
まぁ、この事例の場合、これで問題が解決するわけじゃないんだが。
目標管理シートとか、やらされてるから深く考えもせず、雰囲気でやってただ時間を浪費してるだけの組織の、なんと多いことか。
ここすげー、って思ったところ、一箇所もない。
「人事評価制度をハックしたんで、給料はどんどん上がってます」
とかドヤ顔で自慢してくるクズを重用して、何かいいことがあるか?
営業のミスを全部引っ被っていた営業アシスタントの女の子を、ミスが多過ぎてクライアントからクレームが入りまくりなのでリストラ対象とする、と経営陣が判断した時、おいらは反対して社長に直訴したことがあったが、営業の連中が自分の椅子を守るために彼女を徹底的に攻撃したせいで、守りようがないと告げられ、彼女はクビになった。
その後、自分のミスは全部自分の責任になった営業たちは、クライアントもびっくりするほどのミスを連発して業績はあっという間に傾いていった。
営業アシスタントの子が気を利かせてフォローしてくれていた分も、ミスとして表に現れるようになったから、「優秀だった〇〇君(営業)、ミスが急に増えたんだけど、大丈夫?」ってクライアントから心配して聞かれたこともあるくらいヤバく、信用はダダ下がりした。
いや、他にも経営判断のミスが重なりはしたんだが。
倒産した。
それが原体験の一つだ。
あとは、演技の勉強も今の価値観を築く大事な要素の一つになっているけど、まぁ、そちらはまたいずれ。
