今回、この違いを思い知った。
おいらは今まで、システムサービスを売る炎上現場しか参加したことがなかったのだが、今いる現場はシステムサービスではなく、ものを売るECサイト的な現場だ。
両者の違いは「金を得るための活動にシステム部がどう関わるか」だ。
システムサービスを売る会社のシステム部はプロフィットセンターであり、利益を極大化するための活動をするが、物を売る会社のシステム部はコストセンターであり、どれだけ経費を減らせるか、つまり少ない人員で運用を回し、クラウドを効率的に利用するように改善するかという活動を「本来は」するはずだ。
サービスを売る会社のシステム部は、競合他社のサービスを上回る価値を1日でも早く提供するために技術研鑽をし続け、仕事のスピードも早い。
多分システム部と言われて想像される「システム部」だ。
一方、物を売る会社のシステム部は、仕事をサボっていても売れるものがちゃんと売れればお金は入ってくる。
この機能を1日でも早く提供できないと生き死にに関わる、という状態ではない。
なので、開発スピードはナメクジのように鈍くても許される。
むしろ開発スピードが速すぎると、仕事がなくなるので歓迎されない。
今の現場で問題だなと思ったのが、エンジニアのほとんどがコストセンターであるとの意識がない点だ。
そもそもプロフィットセンター、コストセンターという考え方は愚か、会計知識も怪しい(知識があったとしても使えていない)。
なんとなくプロフィットセンターシステム部の真似事だけやっている。
技術情報の収集自慢マウントに余念がない。
会議で空虚なテクニカルタームだけが飛び交う。
でかい仕組みを取り入れると宣言して、何ヶ月も、何年も実現しない。
手動運用、手動レポート等々、ブルシットジョブをどんどん増やしている。
コストセンターシステム部に、でかい仕組みは不要だ。
小回りが効いた、「高度な自動化」が目指す場所だ。
こんなもんだとエンジニアは思っているようだが、プロフィットセンターシステム部のスピードと技術力が養成できるわけでもなく、コストセンターシステム部のコストを意識したエンジニアリング力も手に入らない、とても中途半端な年月を浪費していることに気づいていない。
だが、おいらは君たちのお母さんではない。
懇切丁寧に教えてやる義理もない。