おいらがここしばらく関係してた現場は、軒並み遅延している。
これから参戦する現場は、年単位でいじり続けているプロジェクトもあるらしい。
ベンチャーなのに。
見積もりの手法はいろいろ。
画面数で掛け算して、大体の余裕を掛けて連絡、みたいな。
勘・経験・度胸のKKD見積もりとかバカにされるけど、実際のところ、「何らかの難所が隠れていそうか」「その難所をどうやったら乗り切れそうか」ってのは勘とか言われるとムカッと来るんだが、目の前の処理を実装することしか考えてない、考えられない「自称エンジニア()」には理解できない、そういうところを詰めるのが大事なんだ。
加えて度胸ってのは、実際にその難所がどれくらいで何とかできるか確定は持てなくても、お値段無限大とか言えないのでここまでで止める、って、技術力とか思考力、洞察力とかと見合いをして、腹をくくるってこと。
こちらもまた、何も考えなくてもエスカレータみたいに完成まで辿り着くとか考えてる「自称エンジニア()」には理解できないのだろうなぁ、と思う。
自分が携わったプロジェクトで、自分が見積もった分について、遅延したことはない。
想定する難所も、見積もり出す前に大体解決の道筋はつけておくので。
解決不能だったり、人金時間がかかりそうなら、連絡し、仕様変更に動く。
ここの入念な事前準備があって初めて、正しい見積もりができる。
それしないで画面数とか適当につけたストーリーポイント積み上げて数字の裏付けがある見積もりとか言うのは、そもそも数字の裏付けの意味を間違えているというものだ。
KKD見積もりって「なんかわからんけど○千万や!」っていうやつじゃなく、「事前調査や準備を(システムの全体)『感』や経験に基づいて万端整え、誰も解決してないような不確実な点については度胸で引き受け、合理的な落とし所に持っていく」って、ごくごく当たり前だけど難しいやつの方で使ってほしい。
これができるようになって初めて、自称の取れた「エンジニア」と呼べるんじゃなかろうか、と思う。
もちろん勘と言っても、説明不可能じゃない。
(全体)感だから。
それを開発しようとした時に存在している、欠とか虚とか滞は説明しようとすればできるんだよね。
ただ説明しても理解できない自称エンジニアが多すぎるんだよ。
そこらへんの小学生、相対性理論の話をされてもチンプンカンプンでしょ?
せめて理系高校生くらいではないと。
ただ、実際に大幅に遅延しない限り問題にならないから、これがちゃんとできる人って全然ありがたがられないんだよな……。