特にベンチャーでは、そういう人は邪魔なだけです。
そう言うのを有り難がる人も多いけど、半年もすれば何かがおかしくなっていることに気づくようになる。
例えば、「今動いているシステム」の「実装が正しくない」として、それを2週間かけて「正しくした」ことで、何か価値を増やしただろうか?
2週間もかけて、何も変わってない。
ただ自己満足感を得ただけ。
ベンチャーとしての正義は、「具体的な顧客価値を増やすこと」であって、たいして動きも変わらないのにWebページで紹介したいような実装を増やすこと、ではない。
今ある実装を総とっかえすれば「正しい実装になる」としても、数ヶ月もかかるなら、それはただの害悪だ。
その間、何の顧客価値も増やしていない。
ただの無駄飯食い、自己満野郎だ。
そして、一番の問題が、その「正しい実装」ってのが本当に「客観的に正しい」「絶対正義」なのか、ということだ。
どこぞのWebページで紹介されてバズっただけ事例を、本質を理解しないで表面だけなぞった猿真似で、そもそもTooMuchな不適用事例であることに気づくことができないようでは、どう評価しても「できる技術者」とは呼べない。
ハリボテ技術者だ。
できる技術者なら、対象によってやり方を変える。
部屋に侵入した蚊を殺すだけなのに、江戸時代式の敵討の正式な作法に乗っ取ることを譲らないような杓子定規な者は、ただの場違いな評論家、マナー講師にすぎない。
この手の技術者を見抜く方法についてなのだが、意外と面白い傾向があると思う。
かなりの高確率で比較的短期間で現場を渡り歩いている。
なぜか?
「正しい実装」にしたところで技術が伴ってないから、短期間で破綻するからだ。
そういう「立つ鳥が後を濁しまくった現場」で、消火活動を行ってきたから、断言できる。
専門用語が口からポンポン飛び出すベンチャーホッパーには気を付けろ。
個人的には、「今はこんな感じだからこうしておくけど、この先こうなりそうだから『その余地を残しておく』」ということをする。
そこは一見「宙ぶらりん」になっているように見える。
けど、その時が来たらその宙ぶらりんが必要だったことに気づくだろう。
そして、「今はこの実装には目を瞑っておくけど、次にこの辺りに変更をかける場合はリファクタする」とするのが、制約をコントロールする現実主義的技術者の在り方だ。
と思う。