世の中にはわたしの考え及ばない事情がたくさんたくさんあるから
あまり不満は持たないし感情も乱されない
本当に大切なもの以外興味ないし心底どうでもいい

という虚勢
いつも自分と自分の間に挟まってかろうじて息をしている

一つだけ本当のこというなら、
みんなには笑顔でいて欲しいっておもう。


壊したもの、壊れたもの、消えてしまったもの、繋いだのに切れてしまったもの

たぶん悲しみからしか新しい言葉を得ることが出来ない体質だけど、生み出すものにはできるだけ希望を感じられるように
失いたくない気持ちを常にもっていられるように

世界から手を離したりしないように

おやすみなさい。




せっかく暖かくなってきたというのに、
春の花々を見ることなく、
父が逝ってしまいました。

父の入院中、
最悪を覚悟しなきゃ
ということは何度か頭をよぎったけど
なんとなくふわふわしてて
覚悟と呼ぶには甘過ぎる気持ちで。
だから、

お父様の容体が変わったので、
病院に来ていただけますか?
慌てずゆっくり、落ち着いて来てください。

自分がそんな電話を受ける日が来ようとは、
正直夢にも思っていませんでした。

つい数時間前に顔見に行ったとこなのに。
口から人工呼吸器が入ってる父は、
眠っているだけだったけど。


65年の父の生涯を、わたしは少しでも、
幸せにしてあげられたんだろうか?

昔からたまに、というかよく、
家族をバラバラにしたのはわたしなんじゃないかと思って
そういう考えに息の根止められそうになったりして
それ以外にも星の数ほど後悔があって

ああ、花嫁姿とか、孫とか、
見せてあげたかったよ。


でももう全ては
考えても考えても意味のないこと。

たまに下を向くけど、
私はちゃんと前に向かって進んでいます。
いつも通りニヤニヤしています。
だから心配は要りません!


みんなは後悔しないよう親孝行してください。
いま、この瞬間からね。