ー 透過する懺悔 ー
暑い日の
灼熱の日の
気怠さの中では
白旗を上げてしまいそうな午后だろうと
負けじと
立ち向かう同胞はきっと
このま~まだ
このま~まだ
・・・と宣うのだからには
死する訳には
いかないものだ
不図ずも
屍になった折には
残され憐れな肉片から
飛び立つ華奢な虫を見るのだろう
あ~旅立ちぞ!
旅立ちぞ。
掛け声勇ましきは
明日をも知らぬ虫であり
屍でもある
泣くか?
泣けよ!
行く末に
真っ当な死にざまなど
ありゃーせんのだから
ただ~
ただ~
看取られて逝く幸を
噛み締める暇などないのだ
慌しく一人向かう先は
無景であり
無声であり
無形の中で一時佇み
純水の中に
過去の後悔に引きずられて
漂うに過ぎないのだ
孰れふやけて
水に溶けてしまえば
透明になった嘗ての生に光が当たる
映し出されるは
過去の懺悔
見送りし人は懐かしむ
懺悔と知らずに懐かしむ
屍に替わって
涙を流す
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今日のブツブツ
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・7月14日の記事「逝ってしまった後の世」ですが、この拙い詩は急逝されたと言うブロ友さんへの鎮魂の為に綴ったものです。
誤解なきようよろしくお願い致します。
2019.12.30 ・ブロ友さん順調に回復中!
ブロ友さんが順調に回復とのこと。もう少し頑張れ!ファイト!
>> 台風情報
>> 環境省「そらまめ君」
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