メルカリ購入本18冊目

彩瀬まる さん
『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』



・ひと匙のはばたき

・かなしい食べもの

・ミックスミックスピザ

・ポタージュスープの海を越えて

・シュークリームタワーで待ち合わせ

・大きな鍋の歌


6編からなる短編集です。


強烈なインパクトは感じませんでしたが

6編の構成が良いんだろうな…と。


最後に「大きな鍋の歌」で終わることが

切なすぎてショボーン


「ひと匙のはばたき」から入った時は

うっ…と感じたものでしたが

2度読みしたら、スッと入ってきました。


個人的には

「ポタージュスープの海を越えて」

「シュークリームタワーで待ち合わせ」が

好きでしたニコニコ



きらわれることが一番怖かったけど、

今は、自分のことを自分で

決められなくなることの方がずっと怖い。

ひと匙のはばたき


家庭の食卓って、

忖度の積み重ねでできてるよね。

自分がこれを食べたい、以外の理由で

組み立てた料理を毎日作り続けるって、

考えてみると結構クレイジーだよ。

しかもそうして作った料理を、

家族が喜ぶかっていうと微妙なわけだし

ポタージュスープの海を越えて


母親ってそんなもんだよ。

いろいろ忙しいんだ。

家事して、買い物行って、

子供の面倒みて、習い事の送り迎えして、

あっという間に一日が終わっちゃう。

でも充実してるから。

もう、自分のことより家族が笑ってる方が

幸せっていうか…

シュークリームタワーで待ち合わせ


子供って、

親からすれば体の外側にある急所なんだよ。

内臓みたいなもん。

シュークリームタワーで待ち合わせ



いたるところで共感を感じていました。


『遠くへ行きませんか』

と言われてもしくは言って

『行くー!行きましょうぞ!』

と応えられる関係


憧れます。



至福の時間は

ひとりで過ごさせて貰っていますが、


基本的に日常の食事はそうはいかず…




どこかちょっと

少し遠出して


泊まらなくてもいいから

部屋食をゆっくり食べたい…



読後…

そう感じましたショボーン