父です。

 

 

今回は、中学受験の話題からは、ちょっと外れます。

 

 

「IQ」とは、「知能指数」であり「知能検査の結果の表示方法の一つ」です。

 

「EQ」とは、比較的新しい概念で、「心の知能指数・感情調整能力」と言われています。

 

「EQ」については、例えば下記URLにて詳しく説明されています。

http://eq.armg.jp/corp/eq/eq.html

 

 

 

タイトルのように「IQ」と「EQ」のどちらが大事か?と言われると、

 

「両方とも大事」

 

という答えになってしまいます。

 

 

しかし、私自身が経営者として様々な方と接してきて、今、確実に思うことは、

 

『「IQ」が高くても、「EQ」が低ければ、実社会において上手く渡り歩いていけない。』

 

『「IQ」が高くなくても、「EQ」が高ければ、実社会において上手く渡り歩いていける。』

 

『そして、実社会において上手く渡り歩いていくこと=対人関係を上手く築いて調整していくこと、こそ、「精神的な豊かさ」や「自己肯定感の向上」、ひいては「幸福感に満たされた人生」を送るために、必要不可欠である。』

 

ということです。

 

 

 

そして、この記事で私が言いたいことは:

 

「EQ」は、後天的にある程度高めることができる。

 

しかし、「EQ」が低い状態で、実社会に出てから高めようとすると、必要以上の失敗を重ねるリスクがあり、精神的に鍛錬されていないと、実社会から淘汰されるリスクをも伴う。

 

だからこそ、小さい頃から、「IQ」よりも、「EQ」を高める教育を実施していくことが大事である、ということです。

 

 

具体的には、小さい頃から「EQ」を高める教育とは、例えば

 

「同級生同士のトラブルを自ら乗り越えること」

 

「学校の委員会活動を頑張って、自分の意見を反映させていくこと」

 

「クラブ活動で、レギュラーになるために凌ぎを削ること」

 

などを通じて、

 

「人間関係を上手く築いていくことの重要性やノウハウを認識させていくこと」だと思います。

 
 
 
とすると、親としては、子どもに対して、小さい頃から、勉強時間を優先させて、友達・同級生達と切磋琢磨する時間を劣後させるのは、得策ではない、と思うわけです。
 
逆に、学校での様々な活動や、課外でのクラブ活動などを、できるだけ優先させた上で、その意義を説いていった方が、その子の「EQ」は伸びるであろうし、将来、安定した幸せな人生に繋がりやすい、と思います。
 
そうすると、極端な話、中学受験のために割く時間は、なるべく最小限に留める方が、長い目で見て良い、とも言えます。
 
 
 
『有名な中学に入って、有名な大学に入って、有名な企業に入れば、安定した生活を送ることができる。』
 
という発想は、日本企業における終身雇用制度が破綻し、IT化に伴い忙しさの質が変化し、グローバリゼーションが将来的にも不可避な現代社会においては、
 
「明らかに間違っている」と言えます。
 
 
現代社会の流れを汲み取り、子どもにどのように「EQ」を育ませるか、広い視野で捉えて導いていくことが、私達、親に求められている難しい課題だと思います。
 
 

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