『ルーブル美術館展 愛を描く』@国立新美術館 | みゅうのARTのある暮らし

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私の好きなARTについてワクワクした体験・経験を綴ります♪

ART美術編です。


『ヘザウィック・スタジオ展』

から、はしごです。


5/1(月)13:00〜15:00

『ルーブル美術館展 愛を描く』@国立新美術館

に行ってきました。


ルーブル美術館所蔵の絵画のうち

神話、宗教画、庶民の愛

をテーマにした絵画の展示です。


宗教画はあまり好みではないので、

どうかな⁈と思っていましたが、

神話やその他の作品で意外と好みな絵画があり、

楽しめました。


神話における愛の描き方は、

男性神は、好きな女性を力づくで奪う

女性神は、好きな男性を魔術で奪う

という、基本、自分本位⁈な略奪愛が多い

とのこと。


言われて見れば確かに…

現在の人間界においては、犯罪になります汗


描かれ方が美しいので、

そんなことすっかり忘れて

見てしまっていたので、はっとしました。


宗教画における愛の描き方は、

キリストの愛に代表されるように

無性の愛がテーマ。


幼稚園から高校まで

ミッションスクールだったので、

お馴染みの聖書の話をテーマにした絵が多く、

そういえば、あったな…と懐かし思いで鑑賞。


庶民の愛

駆け引きや家族愛など、愛の種類も多様に。

特別な場面ではない作品からも

愛が伝わってきました。



最後のブースのみ写真OKでした。


海外の美術館では、

写真や模写がOKの美術館も多いので、

日本もそれに合わせるようになったのかなぁと。


私は大型の絵画とドラクロワの絵画だけ

写真におさめてきました。


こちらです。

神話から。

フランソワ・ジェラールの

『アモルとプシュケ』


アモルはヴィーナスの子供で、

いわゆるキューピッド。

プシュケは人間です。


この2人は、様々な苦難を乗り越えた末に

結婚します。


これは、

プシュケが初めてのキスを受け取る場面で、

何がおきているかよく分かっていないような

初々しい表情がなんとも言えず、好きな作品。



こちらも神話から。

クロード=マリー・デュビュッフの

『アポロとキュパリッソス』


キュパリッソスはアポロに愛された美少年。


これは、キュパリッソスが仲良くしていた

金色に輝く角を持つ雄鹿を、

キュパリッソスが誤って殺してしまい、

嘆き悲しんでいるシーン。


この後、キュパリッソスは

永久に嘆き悲しむことを願い、

神々は、キュパリッソスを悲しみの象徴である

イトスギに変えます。



こちらのモチーフはダンテの神曲


アリ・シェフェールの

『ダンテとウェルギリウスの前に現れた

フランチェスカ・ダ・リミニと

パオロ・マラテスタの亡霊』


フランチェスカが、

政略結婚で嫁いだ先で、

夫の弟パオロと恋仲になります。


嫉妬する夫に2人は殺されますが、

亡霊となって2人一緒に地獄を彷徨う。

そのシーンが描かれています。


こちらのモチーフは詩人バイロンが書いた物語


ウジェーヌ・ドラクロワの『アビドスの花嫁』


高官の娘ズレイカと

海賊の首領セリム(ズレイカの従兄弟)の

悲恋を描いています。


敵と戦おうするセリムを止めようとするズレイカ。

この後セリムは死んでしまいます。



グッズですが…

意外と気に入った作品が多かったので、

ポストカードになっていない作品も見たくて、

図録も購入してしまい、結構、盛り沢山です汗


翌日も美術展に行きましたので、
そちらのレポはまた別途。