字幕文化 | みゅうのARTのある暮らし

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音楽、舞台、美術、文芸…その他諸々色んな芸術…
私の好きなARTについてワクワクした体験・経験を綴ります♪

師走ということで、仕事も家のこともプライベートもバタバタしておりまして、

1週間近く経ってしまい、またまた鮮度がイマイチなのですが。。。


先週、仕事帰りに同僚と戸田奈津子さんの講演会に行ってきました。


20世紀と21世紀の映画の違い。

映画を変えた技術とそれを実現させた監督のお話。

日本独特の字幕文化。

映画の味方の変化。

モチベーションについて。

ハリウッドスターのお話。


などなど盛り沢山の1時間40分でした。


ちょうど行き詰まっていたことに対する答えになるようなお話もうかがえたりして、

私にとってはとてもタイムリーなお話であったと共に、

映画好きの父がいつもブツクサ文句を言っていたw

ことに対する答えになるお話もあって、とても興味深かったです。


映画を変えた技術はCGと3D。

CGも3Dも監督自身が自分のイメージした世界を思っているままに忠実に人に見せたい、という思いから作られたものだそう。

そういう純粋な思いが物作りには欠かせない、というお話でした。


今は映画はストーリーよりもビジュアル重視の物が増えていて、

その要因として、CGの発達や本を読まない人が増えたことがあげられるとのこと。

一時的な流行りなので、またストーリー重視の作品も増えるとおっしゃっていました。



今回のお話の中で、字幕は日本独特のもの、というのは特に驚きでした。

普通は吹替なんですって!


吹替はお金がかかるので、経済的な問題で字幕にしている地域もあるとのことですが、

日本の場合は、俳優は声も含めてその俳優であり演技である、

そして殆どの人が字を読めるという理由から字幕文化になったそうです。

最初は字幕ではなく吹替だったそうで、その時のエピソードが面白かったですよw


しかし。。。最近は前述にもあるとおり、本を読まない人が増えたため、

字幕を読むのが面倒。。。という人も多くなってきて、吹替にシフトしつつあるそうです。

ちょっと意外でした。


字幕は3割の英語力と7割の日本語力だそうです。

どんな日本語を当てはめるかはその映画(の内容・雰囲気)が決めることであって、

文字数の制限の中でそれに合う言葉をチョイスする。。。

日本語のボキャブラリーが大切だそうです。

確かに。。。


英語力については、好きなことから入る、そしてプラクティス!

これにつきるそう。

好きなことが一番のモチベーションです、とおっしゃってました。



他にも沢山のエピソードをうかがうことができ、戸田奈津子さんの映画への情熱を強く感じる楽しい講演でしたよ!









I went to hear Ms. Natsuko Toda's lecture last week.

The contents of a lecture are as follows.

The difference between the 20th century film and the 21st century film.

The technology which changed a film and the director who developed it.

The culture of subtitles only in Japan.

About a motivation.
Episode of Hollywood stars.

etc...

It was the fun lecture which could feel Ms. Natsuko Toda's passion to a film very much!