サイトに何を書いていいか分からない。
どうやって書いていいか分からない。
この悩みの根底にあるのは、
「実際に目の前にお客さんがいることを意識できていない」
というものです。
サイトやチラシ作成で言われる「ペルソナ」ですが、
客観的データをまとめて、空想上の人を仕立て上げる
だけに終始している人が多いと思います。
ペルソナの重要なポイントは「たった1人に絞る」ことです。
(絞り方は後述)
これができない人は、おそらく「”リアル感”の重要性」が欠如していると思います。
いくつか例を出しましょう。
例1)あなたは、仕事で初対面で会った同い年の人がいます。いきなりタメ口で話しますか?仕事上の上下関係や暗黙の了解、今後の関係性など意識しながら言葉を選ぶはずです。
例2)あなたは奥さんの友達と出かけることになりました。出先でレストランの予約を頼まれました。奥さんには「みんなの意見を聞いてみて」と言われました。
この時、
・面倒だな
・予算はいくらぐらいが妥当なんだろう
・昨日食べたのとかぶったら申し訳ないな
・どうせなら、少し面白いところを選んであげたいな
など心理的なストレスとともに、相手の状況を考慮するはずです。
要は、ペルソナを考えるときに「あなたもそこにいる」前提で考える必要があります。
まだ、出会ったことのない誰か、経験したことのないものを考えるから、「しょせんは机上の空論」となってしまうのです。
相手のことを考えるのはストレスです。このストレスを感じることなく、言葉遣いや、服装選び、段取りなどを考えないというのは、ビジネスをやる上ではありえないですよね。
実は、お客さん(スクール系ビジネスの場合は女性が多い)は、かなりあなたのことを見ています。男性の方は失神するかもしれません。
私も衝撃でつらい思い(?)もあるので、あまり書きたくないのですが、実感がある方が伝わりやすいと思うので、いくつか経験を書きます。
●暑いのが嫌で「クールビズ」という建前で、ネクタイをしないでいた。すると、懇意にしているお母様から、ネクタイをプレゼントされた。「先生、ネクタイしてくださいね」
→ただのプレゼントではありません。分かりますか(汗)
●近所のスクールの前で、講師の先生が休憩でタバコを吸っていた。その前を通り過ぎたお母様方が、まったく別のところで「そういえば、あの教室の先生、タバコ吸ってたわよ」
→休憩でタバコを吸うことは悪くありません。でも、こう言われるのです。
●学習塾で、高校生の指導をしていると、生徒が学校の先生をディスることが多い。ほとんど受け流すが、「キモいから質問できない」「体臭が」「髪型が」と授業とは関係ないことばかり。
→以降、体臭や髪型、話す内容を気をつけています。あと、ひげはNGらしいです。
あくまで一部ですが、いかがでしょうか?
このストレス感、不自由感、お分かりいただけたでしょうか?
この「”リアル感”なきペルソナ」は、あなたにとって都合のよい産物でしかないのです。
最もよいペルソナは、実際のお客さん
すでにお客さんがいる(ケースが多いはずですが)なら、その中から、長く懇意にしてくれて、これからもお付き合いをして欲しい方を選びましょう。
もちろん、お客さんごとに個性がありますから、最終的に多少の修正をする必要がありますが、
「この人に講座・サービスの説明をするとしたら、どう話すか」
と考えることが大事なのです。
まさか、いきなり売り込みをしないですよね。
その方の好み、想定される予算、目的に対する思いの強さなど、いろんなことを考慮して話すはずです。
まずは、その時に話すことを書き出せばよいのです。
「手が動かない」のではなく「話すべき人」が決まっていないのです。
もし、これを外部の人に任せたら、客観的データの寄せ集めで対応するしかありません。しかし、実際に、何人、何十人ものお客さんと接してきたなら、何をどう話すと感触が良いか、十分お分かりのはずです。
さらに、その上で、お客さんの層を客観視する
実は、私達は自分たちのことをよく理解していません。しかし、自分たちのお客さまのことも理解していないかもしれません。
もちろん、その方の内面や悩みという点もそうですが、ここではお客さんの層ということです。
ファッションだと分かりやすいと思います。
UNIQLOなどファストファッションを好む人もいれば、ブランドを好む人もいます。
車なら、トヨタ、日産、ベンツ、BMWなど国産か外車か、そして、軽かワゴンか。
こういうのって、好みがかなり出ますよね。そして、なんとなくですが、お客さんも似ていることが多いんです。
・あなたのお客さんは、どんな服装をしていますか?
・メイクはバッチシですか?
・キャリアウーマンが多いですか?
・高学歴志向ですか?
など、お客さんを「層」で見てみてください。
これが何に役立つかというと、
●お客さんが普段見る媒体(雑誌やサイト)
●お客さんの嗜好(派手・地味など)
が分かってきます。
これを意識して、サイトの雰囲気を選択するのです。
もちろん、唯一の正解を出すことはできませんが、それでもかなりの参考になるはずです。
私達はデザインで賞を狙うわけではありません。
大事なのは、お客さんが「見慣れていて」「自分と相性が合う」と感じてくれることなのです。
実際、受験生で女子は、学歴や大学の授業よりも、その学校に通う女子学生の雰囲気や服装をかなり重視します。自分がそこに通ったら、どうなるか。馴染めるか。
これは、男性には理解できないかもしれませんが、実際そうなのです。
以上、カンタンではありますが、「リアル感のあるペルソナ」についてでした。