令和3年 6月の本


【 眉山 】

さだまさし さん 著 📕 幻冬舎文庫


徳島県、眉山がモチーフ。



「人と生まれて、はじめから腐っているはずはありませんのに、心あり才能ある若者がいったいどこで去勢され、歪んでゆくのかは謎のまた謎。いえしかし、クチバシの黄色い頃から先生様先生様と頭を下げられることしか知らなくては、よほどの人格者でもおかしくなるも道理。」



神田・徳島・献体・阿波おどり…


家族の、周りの仲間の愛…


とても深く、胸に残る暖かいお話でした。





【 沃野の伝説 】上・下

内田康夫 さん 著 📕 光文社文庫


浅見光彦、信濃のコロンボこと竹村岩男、のふたりが出てくる「ヤミ米」を題材としたお話。





【 いのちの停車場 】

南杏子 さん 著 📕 幻冬舎文庫



救命救急センター副センター長の職を追われ、故郷に戻って在宅医療中心の診療所務めとなった62歳の咲和子


在宅医療の現状、実父の闘病…


重いけれども、大切な…


とても胸に響くお話でした。





【 長崎殺人事件 】

内田康夫 さん 著 📕 光文社文庫


浅見光彦シリーズ。





【 中央構造帯 】

内田康夫 さん 著 📕 講談社文庫


浅見光彦シリーズ


銀行を舞台にした、結構エグいお話。





【 鞆の浦殺人事件 】

内田康夫 さん 著 📕 徳間文庫


浅見光彦シリーズ


内田康夫さんも登場❗




【 琥珀の道殺人事件 】

内田康夫 さん 著 📕 角川文庫


浅見光彦シリーズ


内田康夫さん、またまた登場❗


「琥珀の道」をモチーフにしている。


琥珀のことをクンノコ(薫陸香)というとか、琥珀にまつわる話が興味深かった。


高価な宝石には興味がないが、琥珀は面白いな…と思うので、面白く読了。










【 私のカレーを食べて下さい 】
幸村しゅう さん 著 📕 小学館

児童養護施設を出ると、調理師専門学校に通いながらスパイスカレーのお店で働き始めた主人公の成長していくお話なんだけど…

これがまた、読んでいると腹が減る笑い泣き

スパイスの香りが漂ってきそうな…カレー小説🍛

タイトルだけでは買わなかったであろう本書…

何故手にしたかと言うと

作者さんが何のご縁か?Twitterで相互フォローしており

私のインコ記事にいいね♥️を付けてくださったり

コメントを付けて下さるもので

作者さんのことを検索してみると、福祉に携わっていた方だという👀


伝わってくるこの方のイメージに惹かれ

本を購入。


今後の主人公がどうなるのか…気になるし

読み終える事が寂しい、と感じる素敵な作品だった。

続編を希望♪




【 菓子屋横丁月光荘~丸窓~】
ほしおさなえ さん 著 📕 ハルキ文庫

月光荘シリーズ4作目📚️


「ハサミで (さやえんどうの)根本を切ると、わずかに青い匂いがする。そのたびに生きものの身体にハサミを入れているのだ、と実感する。~(略)~ときにはこうやって、さやえんどうの根本をパチンと切り落とすようなことをしないと、人は命というものを忘れてしまう。」


ほしおさんの人気シリーズ、活版印刷シリーズともリンクしていて嬉しい💕

古い家に宿った魂と会話が出来る、天涯孤独の主人公。

川越の地で暮らすうちに、心がほどけてゆく様子が暖かい。

大好きなシリーズ。



【 城崎殺人事件 】

内田康夫 さん 著 📕 徳間文庫


浅見光彦シリーズ


光彦の大学時代の友人が殺されてしまった話、『漂泊の楽人』と繋がりのある作品。


城崎・志賀直哉・土蜘蛛伝説・保全投資協会…


どっぷり、母、雪江さんが登場するお話。


 



【 老いも病も受け入れよう 】

瀬戸内寂聴 さん 著 📕 新潮社



「思いやりというのは、結局、想像力のことなんです。想像力で相手のつらさを理解して、助けようとすることが大切なんですね。」



義父へ父の日にプレゼントした本。


“目、通すやろ? ”と…貸してくれた(笑)



以上

今月の本、13冊でした。



(*- -)(*_ _)ペコリ