こんにちは、ほっとカフェです。
10月に入りましたね。
コロナの波間で、この秋は地域でのイベントや学校行事などが通常どおり開催されるようですね。
みなさんそれぞれに充実の、実りの秋となりますように
さて、10月11日(火)は、日常の長引くイライラにスポットを当てながら、
「こころと仲良しになろう」をテーマにお話会を開催します。
いつも同じような状況で気が付けば不機嫌になっている、イライラしている、
それがなかなか消えないなぁって感じている、
そんな方におすすめです。
爽やかな季節を爽やかな気分ですごしたいものですね
講座に先立って、今日はタイトルにした私のイライラ話ちょっと恥ずかしいですが、紹介させていただきます。
~「母さんが一度不機嫌になるとマジで長い!」~
中一の息子が言い放ったこの言葉がチクリと胸に刺さる。
え~?不機嫌??
うん、確かにイライラしている。
なんだか普段の自分とはテンションが違っていて、半音あがってる感じ。
痛たたたっ、それで我に返ったような感じがした。
平日の朝からそんな大したことが起こった訳ではなく、きっかけはささいなハプニング。
我が家のリビングの壁に小さなクモが現れたのだった。
ちょろちょろ歩いては止まったりしているクモを発見したのは高校生の娘。
以前にもこのようなことがあり、私はこうやったら簡単に触れることなく外に逃がせるよ、とその方法をやってみせたのでした。
朝食やお弁当の準備に慌ただしくしていた私は、今回は娘がうまくやってくれるだろう・・と思いながら横目でチラチラ見ていた。
でも娘は「クモきらい、いやだ~」と言いながら、ずっとクモとにらめっこしながら、あ、動いた、止まったと実況中継をするのみ。
(多分、クモが行方不明になるまでこのままだな・・)←イライラ(軽度)
「リビングの中で迷子になると気持ち悪いから、早く外に逃がしてくれないかな~」
(こんな小さなクモぐらい自分で対処できるでしょ!)← イライラ(中度)
「うん」 だけど、「え~」「私が~?」と言いながら、行動に変化なし。
(そう、自分でやるの!)← イライラ(重度)
「それくらい、自分でやってよ~!」 ← イライラ放出
ここで息子がやってきてサラッと対処。
そして「母さん、長いよ~。一度 不機嫌になるとマジ長い!」
「この紋所が目に入らんか~」っと印籠を突き付けられた気分。
でも、この的を射た息子に言葉のおかげで、私のテンションは一気に平常モードに戻った。
そして自分の心に聴いてみたところ、このイライラの奥にあるものを感じ取ることができたのです。
まだ幼かった頃、本当は私だって
「こわいよ~」
「できないよ~」
「やりたくないよ~」
「だれかにやってほしいよ~」って言いたかったのです。
3人きょうだいの一番上で、そんな言葉は言えなかったし、言いたくもないほど強がりで、怖いとか悲しい胸のうちは誰にも見せなかった。
その悲しみを自覚できないように封印していたけれど、こうやってイライラくんに擬態して私の中に今でも生息しているのだった。
よしよし、やっと気がついたよ~。
田舎の古い一軒家で育った私はムカデにだって一人で立ち向かっていて、本当はだれかに守ってもらいたかったね。
悲しかったけどめげずにやってきた自分にありがとう。
そしてイメージの中で、スーパーマンを呼んでそのムカデを葬ってもらったのでした。
これからは私も素直に我が家のスーパーマンを呼ぼうっと(笑)
都会育ちの娘にとっては小さなクモだってこわくて気持ちわるいよね。
普段から自分と他人のメガネは違うってこと十分わかっているはずなのに、あの半音あがった♯のテンションの私になるともう自分メガネでしか見なくなっていた。
そんな自分の状態にも気が付き、娘にはその夜素直にごめんねと伝えたのでした。
その悲しみにも、もう擬態しなくていいよ、ありのままで、ずっと仲良くしていこうね!と、
胸に手を当ててメッセージを贈った。