【新宿歌舞伎町24時間密着!】みたいな番組だったんですが、内容は
若手ホストが独立し、新規にホストクラブを開業すると言った番組でした。
独立した経営者は若干20歳で元No1ホスト。
No1ホストとして稼いだ多額の資金を元手に新規開業。
新規に採用したホストは、ほとんどホスト経験のない素人さんばかり。
よって当然教育が必要。
ホストは人気度合いにより、報酬はもちろん、仕事の内容にまで
大きく左右されると言う。
お客からの指名がなければ、皿洗いなどの裏方作業が中心となる
厳しい世界だ。
お客さんを【満足させてナンボ】という世界は、ホストも他の商売も
一切変わらない。
開店までの間、素人ホストを戦力とする為の教育が始まる。
グラスの置き方からタバコの火のつけ方、オーダーの取り方や会話など
全てがお客さんの満足に繋がるように徹底されていた。
店内での満足度を徹底的に高めることが、当然ながら【リピート】に
繋がっていく。
恐らく開店当初の集客は、経営者である元No1ホストの力に依存するだろう。
しかし、元No1ホストの力が通用するのもお店の中に入るまで。
お店に入ってしまえば、お店の雰囲気、全従業員の接客能力等、お客は
【満足度という指標】で漠然と判断することになる。
当面は元No1ホストが集客の目玉になるだろうが、全てのお客の接客が
できるかと言えば、それはムリな話だ。
【全体の底上げがない限り、お店としての価値を高めることは難しい】
TV番組ではホストの世界を【欲望渦巻く】といった表現をしている。
欲望とは人間の本能的な部分だろう。
本能的な部分なだけに、お客が何にお金を出すのか?
どういう状況になれば、多額のお金を出すのか?
マーケティングの視点で見れば、とても勉強になった番組だった。
■最後に・・・
新人ホストを教育する場面が放映されたが、元No1ホストが新人ホストに対し
何度も繰り返し、私がとても印象に残った言葉が以下の言葉だ。
【いいか お前ら お前らがお客を選ぶんじゃないぞ
お客が お前らを選ぶんだ。
絶対に勘違いするな! 選ぶのはお客だ。
どうすれば 選ばれるか? 真剣に考えろ!】
この言葉に、さすがNo1を張っていただけの事はあるなと感心した。
【お客に選ばれる】
ビジネスの本質ではないでしょうか?
≪ 今日のポイント ≫
■どんなビジネスもお客を満足させて継続が可能
■入り口から出口にいたる、お客が接触する全てのポイントで満足感が必要
■お客が、あなたの会社・お店を選ぶ。
■この視点で考えると、どうすれば売れるか?ではなく
どうすれば買ってもらえるか?の発想に切り替える必要がある。