初級者 いや 初心者?底辺が増えてきたスノースポーツ スキー産業はチャンス到来かも | 情熱山脈(passion mountains)のブログ

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ともかく山が好き...春~秋はトレッキングを...冬~春はバックカントリースキーを通して雪山の魅力を...

こんにちは、Passion Mounteins です。

 

 先週末久しぶりに苗場でナイタースキーをしてきました。🎶

 

土曜日の夜ということもあって、結構滑ってる人が多く、リフトも並ぶ時間もありました。

雪質はシャバシャバの春の雪で、一般の人は”雪質悪い!”というのですが...😠

 

 

ナイターゲレンデ 結構滑ってますね~スキーバブルの頃を思い出します。
 

変わり者を自負する自分にとっては決して嫌いな雪ではありません。というか、嫌いな雪って?

 

決して歯を食いしばってやせ我慢をしているわけではなく。条件に合った滑り方をしていればどれも楽しい雪...と思います(こんな雪の滑り方については最後にちょっとだけ)

 

 さて、本題です。ナイターを滑ってて感じたのが初級者🔰(いわゆる初級者と言っても、特に5級などの級を持っているというわけではないので初級者相当なんですが以下初級者とします)が多いなと思ったことでしょうか。スノボはやりませんがリフトの乗り降りでわかりますよね。

 スキーはボーゲン(ハの字)で滑っている。特徴として腰が引けて踵に荷重がかかったスタイル(失礼)

 

 ここ20年くらいは、あまり見かけなかった人たちです。インバウンドかな?いや、そうとも言えない。スキーブームの凋落後、ゲレンデには、ハの字で滑っている人が圧倒的に少なくなりました。その分スノーボードの初級者がというと、今年ほどではない。

 

 その反面といいましょうか?初心者スノーボーダーの板流しが大問題になりました。リフト乗り場にも絵でわかるような看板やビブが掲示されています。実際、流れた板に当たって怪我をするような事故も起きていますし。

 

 以前、プリンス系いや他でも?スキースクールが30分のスノーボード初心者無料レッスンをやった時期もありましたね(やらされていた(笑)...)どのくらいの割合の初心者が受講したかですが、必ず、引率?する先輩は教えてあげてくださいね。

 

 本題に戻って、初心者が増えることは非常によいことだ🙋と思っています。

今、スキー場の存続自体が危ぶまれている。いや、スキー・スノーボード産業自体が危うい。スノーボードはそうでもないのでしょうが、スキーに至っては、前シーズンに試乗会をやって、シーズンオフに展示会をやって注文を取った分+αしか作らないとか、また、用具の高騰は目に余るものがあります。来シーズンモデルはこのインフレ?でさらに高騰するのかな?

 

 その中で、ハの字で滑るスキーヤーや木の葉落としを危なそうにバランスとりながら下りてくるボーダーが増えています。統計上で示されるよりも、パッと見た感で増えてるのは良いです。🙆

 

 そんなわけで、自分も初級者の人に恐怖を与えるような滑りは慎むように...と、深く回しこんでスピードを押さえたり、初級者の人の近くを通らないようにしたり...

 

 彼ら彼女らにしてみれば、このコンディションの悪い中で緩斜面リフト1本分を止まらず、転ばず下りれたということが、限りない満足に繋がってまた来よう😀♥️🔥🎶になるからです。

 

 そこで、一つ疑問が湧いたのは、初級者が”あんなふうに滑れたらいいな”という滑りってどんなもんだろう?

 

という疑問。

 

 Youtubeなんかで配信されている動画などではなく、スキー場の現場で他の人の滑りを見て直感的に”イイナ”と思われる滑りとは?

 これが解るとまたそこに市場ができるかもです。いまや、ここ4半世紀で底辺が無くなった市場ですが、初級者がリターンするようになると用具も売れますし、スキー場付帯設備の売り上げも上がる。上級者になるにしたがってお金を使わなくなる(これは私の大いに偏った見方ですが(笑)...)

 

まだ、SAJの1級とか2級の技術など理解できるすべもない初級者が、純粋に”これいいじゃん”と感じられる滑りってどんなものでしょう?それは単に滑りの技術のみならずファッション、装備(ゴーグル、ヘルメットなど)、アフタースキーも含めてのスキースタイルのはなしです。

 

という疑問でした。リフトで初級者の方と同乗した時にでも聞いてみようかな...

 

ナイター終了後のゲレンデ花火 これもイイですね。思い出になる。
個人的に滑った後のソフトクリームが好きなだけです。それだけです。
地ワイン...こんなのも楽しみの一つ

 

あと、これも大切な事なのですが...

カービングスキー登場前のノーマルスキー(この言葉で伝わると思います)で滑ってる人が増えている、つまりは以前スキーをしていてこの4半世紀スキーから離れてた人がリターンしているということです。ロシニョールのビラージュを見た時など思わず涙腺が緩んで...

 

まあ、少なくともスキー産業にとってはオリンピックよりもこの新たな、しかしながら、非常に脆い(ちょっとした感覚でもうスキーに来なくなってしまうかもしれない一見客になっちゃう)お客さんをいかにつかんでリターンさせるか...これが大切になると思ったナイターでした。

 

あっ、あと全然舞台は違うのですが...

かぐらスキー場 第5ロマンスリフト(5ロマ)から下りて入山届を出していたら後ろで”きゃ~止まんない!”の声が数回...

 リフト降り場のスロープが急(でもないんですが)で前に滑っていてその先がロープでスキー場区画を区切っているので...

 先日も述べましたが、そのレベルの人を5ロマであげちゃいけません。ましては、新雪エリアなんてもってのほか!!
 5ロマ...ネットでその関連のカキコが溢れてて、まずは5ロマっていう感じで来てしまうのかもしれませんが...林間も非圧雪で自然なコブが出来ている急斜面、ましては林間はツリーホールもあるし、沢部分には穴ぼこも開いてるし...中尾根をトラバースしないで...と大きな写真入り説明看板があるのにトラバースする、雪崩が起きたら被害を受ける位置で怖くて座り込んだ友達の所に歩いて登っていくボーダーなど...5ロマの正しい使用方法を守って!

 

 

 

最後に、最初に記したようにシャバ雪の滑り方ですが...

これだけです。これ、1月にあげたブログ

 

 

の図なんですけど...

シャバ雪の特徴は、

  1. 重くて抵抗がある
  2. 崩れやすく足元が不安定になりやすい

1ですが、上の図で②のターン後半で踏み込む(脛を前傾する動作をする)とスキーに対して加重しますが、重たい分だけその代償は大きいですね。
 押し戻される反力はハイシーズンの軽い雪に比べて大きいですから筋力も沢山いるし、それに負けない筋力を発揮すると ②のとおり雪が崩れてバランスを崩します。

 

このシャバ雪に対してはスキーが進む方向に素直に乗って行った方が全然楽ちんです。

 ターン後半に次のターンの方向へ上体を向けて自然にエッジが切り替わったところでちょこっとだけソフトに脛の前傾を掛けるだけで、抵抗が多い分板は容易に撓んで回ってくるのでそのあとは多少踵に乗ってもいいので楽に乗っていく...ターンの深さは、上体を向ける方向で調節。より真下に向ければ深くて小さなターン弧になるし、進行方向斜め下であれば、大きなターンになる。

 加えて、シャバ雪では、結構凸凹にはじかれますので、腰の通過ラインを意識して股関節から下は緊張を解いてあげた方が安定するし気持ちよい滑りが出来ると思っています。

 

 さて、これから5月下旬まで雪は持つのかな?今年は雪が少ないという声が多いですが???

 

 

 

 

 

 

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