魚津緑ヶ丘病院 企画改善室長です。
[Amebaグルっぽ ]
○志と心
高い志と心は、医療機関の経営管理の担い手として、自己と立ち向かいながら、組織を変革する意欲や志向、さらには倫理観
・自院の活動が、社会に対してどのように貢献できるか考えることができる。
→ まずは自院の分析、SWOT(強み・弱み・機会・脅威)を分析します。
そこから理念や基本方針を見直し、必要であれば変更します。
その理念や基本方針に沿った戦略マップを作成。
次に自院のBSCを作ります。それを部署、個人へと落とし込んで
いきます。
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・職員が自らの倫理観および組織としての価値観に従って行動することを奨励できる。
→前述の理念からBSC作成までを押さえておけば、職員は自発的に動きだします。もちろん、個人のBSCは本人が立案します。それをフォローするだけです。
・独自性と進取性を求めて挑戦する意欲を持っている。
→状況は常に変化しますので、常に「どこも取り組んでいないか?」「新しいか?」に留意しています。「前例がない」「習ったことがない」なんて言い訳に過ぎません。
自分が変わらなければ、人も組織も変わることはないでしょう。
・新しい環境に適応するために、職員に具体的な方策を示しつつ、組織のよりよい変化をつくり出すことができる。
→その為には、本や雑誌・人脈から大量の情報インプットが必要です。
インプットを行なうことで、それが頭の中でつながり、アイデアがひらめ
きます。それをPDCAサイクルで回す。
・組織活動に主体的に関与し、率先垂範して行動することができる。
→現場主義で自ら行動。但し、いつも自ら行動するのではなく、職員が自発的に動く仕組みづくりも必要です。
今日は、院内学会でした。
発表は3席。管理部門1席(コピーの削減)・看護部門2席(院内感染防止・患者さんの行動変容)。
どれも良かったですが、最後の発表は、シンプルな仕組みながら効果が大きい手法で、SMARTだったと感じました。
今後の院内外・改善事例発表会・BSCにおいて、SMARTな目標になるようにしてほしいと考えます。
ちなみにSMARTな目標とは、
・Simple(余計なものを省き、簡単にすること)
・Measurable(測定できるような数字にすること)
・Achievable(容易ではないが、頑張れば達成できるもの)
・Result-based(結果を成果として表せるもの)
・Time-Oriented(期限を明確にすること)
の頭文字を取ったものです。
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