魚津緑ヶ丘病院 企画改善室長です。


○医療サービスの提供に係る責務


・医療提供者と患者には診療に関する理解度に差異があることを理解した

 うえで、適切な情報提供ができる。


 → 一般企業で、情報の非対称性がある場合にどんな工夫をしているか

   が参考になります。


・生命や人格に関する価値観には、さまざまな考えがあることを理解している。


 →医療機能評価の評価項目にある「倫理的配慮」について考えましょう。

   当院では倫理委員会を設けて、定期的に検討・研修を開催していま

   す。


・非営利組織であることを理解し、その理念に基づく行動を職員に奨励できる。


 →医療行為の質と量、そして満足度。その対価として報酬がある。

   プロフェッショナルであるならば、正当で適正な対価は当然です。


   ただ、上記を担保する理念。これをいかに職員に浸透させるかが

   課題ですし、継続性が大事です。


・診療に当たっては科学的根拠に基づいて評価・判断を行なうことができる。


 →これは経営においてもデータに基づいた評価・判断が必要ですね。


・常に患者の立場で考え、説明と同意を基軸に信頼関係を構築するとともに、患者の利益を代理する第三者の介入を奨励することができる。


 →病院のスタッフに入院体験してもらったり、他の病院に何かの病気で

   通院・入院したときに、患者さん・ご家族・利用者さんの立場が理解

   できます。


・地域社会に与えうる価値に基づいて自院が提供するサービスを評価することができる。


 →地域のニーズと自院が提供するサービスが合致しているか?

   患者さんは当然ですが、地域もひとつの病棟として、病院の延長線上

   にあり、そこに何を提供し、そして何をしないか(できないか)を検討。



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