お母さんの考えをちゃんと聞いておきたい。
そう話した私がもちこんだこのシートを
母はすらすらと読みながら、これとこれね。と、○をつけていきました。
(もしもの時のために伝えておきたいこと Advance Care Planning(ACP) 私の心づもりより)
自宅で暮らすことは
ここにはいっぱい思い出が詰まっているから。
おじいちゃんやおばあちゃん(母にとっての義父母)と暮らしたこと
お父さん(2019年に亡くなった夫)と子どもたちと暮らしたこと
その時間のすべてが私の宝物だから。
ここにいるだけでやっぱり心が落ち着くのよ。
だからなるべくここで過ごして、
自分で動けなくなったら周りの人に助けてもらってここで死にたいわ。
母の考えははっきりしていました。
でももし、家で暮らすのは難しいとなったら、どうする?
そのときはどこかの施設に入る、それは仕方ないわね。
でも東京は絶対いやよ。ここで。この地域の施設ね。
そうなんだね。わかった。
だからなるべく家で元気で暮らせるように
リハビリと栄養のことは考えようね。
少しでも体力の低下を緩やかにできるようにね。
栄養は 砂糖や油は身体に良くないからなるべく控えていたのよ という母は
食事摂取量が少なくなっているので
タンパク質とエネルギーをしっかりとるための食事の必要性を伝えました。
きっと明日には忘れてしまうので、くり返しこの話をしていきます。