がんの患者さんを看取りを見すえてケアに参加するとき

そこに関わる みんなが戸惑うのが 

いまどういう段階なのか

 

 

一方で、患者さんやご家族からよく質問されるのは

あとどれくらいなのか。

 

 

しかし、長い月単位の予測は難しいと言われています。
 
 
がんの治療がそろそろ効きづらくなったころに
 
主治医から告げられる 「あと○ヶ月」という数字
 
 
 
これは統計学的に、このがんのこのステージで
 
この治療が限界となったときに あとどれくらい生存できるのか、
 
という データに基づいた数字に過ぎません。
 
 
つまり、ひとりひとりの患者さんについて
 
この数字があてはまるかどうかは わからない ということです。
 
 
 
私がご自宅に訪問している患者さんには
 
地域の ケアマネジャーやヘルパー、訪問看護師、
 
訪問理学療法士や作業療法士、 薬剤師、 管理栄養士、
 
歯科衛生士や訪問歯科医師など
 
多くの職種からなる チームが関わっています。
 
 
 
そして、このチームであとどれくらいなのか?よりも
 
”いまどこなのか”を 確認するときに使用するのが
 
この現状確認ツール”IMADOKO(いまどこなのか)”です。
 
 
こちらは初代IMADOKO
 
⇃ ⇃ ⇃ そして今使用しているのはこちら ⇃ ⇃ ⇃
 
 
 
いまどこなのかを確認し共有することによって
 
今すべきことが見えてきます。
 
 
 
「在宅がベスト」とか「ホスピスがベスト」とか
 
そういうことではなく
 
その人の 希望、その家族の置かれた状況に応じて
 
その人たちにとってのベストな提案を することができる
 
チーム、地域があれば良いと思います。
 
 
 
さて、皆さんの地域はいかがでしょうか。
 
 
地域で看取りを支えることを市民と一緒に考えることができる様、このような冊子も作成しました。
 
 
 
これから少しずつご紹介していきますね(^_-)-☆