ゆとりを持って入ゼミ課題に取り組み、まもなくラストスパート!をかける皆様

今から自分を追い込んで入ゼミ課題に取り組むストイック!な皆様

 

あけましておめでとうございます。

 

はじめまして、こんにちは。

法学部政治学科3年、細谷ゼミ16 期の﨑田佳央と申します。

 

あけましておめでとうだなんて、だいぶ遅い気がしますが、なんといったってこのブログ、12月末に書き始めたのです。が、訳あって(イイワケですね…)提出が遅れてしまったのです。新年早々お詫びから始めるのも恐縮ではございますが、お許しください。入ゼミ係と代表陣にはブログ提出を催促させてしまい申し訳ない気持ちと、待っていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

 

このブログは、以下の流れでお送りいたします。

-細谷ゼミで過ごす1年

-細谷ゼミというひとつのクラス

-細谷ゼミの一途な人たち

-細谷ゼミへのはじめの一歩

 

冗長な挨拶はここまでとして、そろそろ内容に移りましょう。お付き合いいただけますと幸いです。

 

 

2023年を表す漢字は。―細谷ゼミで過ごす1年

時は遡り12月。

本日(ブログを書き始めた時はまだ年末だったのです…)、2023年最後のゼミを終え、忘年会を終え、つい1時間半程前に三田を出てきたばかりで、なんだかさっきまで見ていた顔ならびが目の前に広がり、みんなの笑い声が頭の中に響き渡っているようなそんな気がします。17期をどうやって迎えようか、なんて話もあがり、あっという間の1年だったなと感じる、そんないつもの会でした。ということで、このゼミ気分が抜けないうちに、今年の振り返りを。

 

先日の京都合宿(京都大学・同志社大学・一橋大学との合同ゼミでした)の帰路。新大阪駅から終電ののぞみに乗り込み、3人席をぐるっと回転させて向かい合わせのボックス席を2つ。大慌てで買った熱々のたこ焼きを食べながら、カメラロールを見漁りながら、話もひと盛り上がりしたところ、続いてのトピックは「2023年の漢字」に。

思えば、2023年、私の大学生活の「彩り」のパートを占めていたのは細谷ゼミと16期のみんなだった気がします。入ゼミ課題15000字をなかなか書き始められずに年が明け、結局5000字×3日+推敲用の1日??で書き上げて(このやり方は絶対にオススメしない)、提出メールを送った1月。準備をしてもしても、準備したもの全てを細谷先生に剥がされるのではないかとひやひやした気持ちを隠しきれないまま向かった面接。そして入ゼミが決まった嬉しい気持ちと緊張を抑えながら歓迎会に向かった2月。ゼミが始まってもいないのに新歓合宿の連絡があり、16期LINEグループでは春休みに集まりませんか〜と声がかかり、期待高まる3月。

そこからはあっという間。ゼミが終わった翌日から次の本を鞄に忍びこばせるも、火曜日夜に全然読めてなくて、(なかなか読み始めなかった癖に読み始めると、おもしろい、もっとじっくり読みたい…と思いながら)大急ぎで読み、コメントシートを書き、水曜日のゼミを迎える。ゼミが終わってからは、教室を離れられずに少したむろしてから、なんだかんだいつものお店に向かい、喋って話を聞いて笑いまくって、時間に気づいて終電ダッシュ。そんなこんなで「良いお年を〜」と言い合うところまできていました。このように振り返ると、今や、私の大学生活を細谷ゼミ抜きには語れないのだと気付かされます。

 

そうそう話は戻って。新幹線で、自分にとっての今年の漢字を1人ずつ言う流れになったのですが、その時とっさの思いつきで出した漢字は「開」。国際政治という学問に浸って、多様なバックグラウンドをもつゼミ生と出会って、たくさん話をして聞いて、行きたいところに行って連れられて…。その結果、自分の世界がどんどん広がり開いていくように感じるのです。この感覚は、細谷ゼミという「プラットフォーム」、そして細谷ゼミ生という「人」から生み出されていると思われます。

 

 

惹きつける。―細谷ゼミというひとつのクラス

単刀直入に言うと、細谷ゼミはなんとなく「クラス」に近いものだと感じます。実際、細谷ゼミは、ホームルーム?から始まるし…!

 

右を向いても左を向いても前を向いても後ろを向いても知っている人ばかり、というどこか安心感も感じられる空間は久々です。これこそが、学問の追求を目的に開講される大学の授業にはない、ゼミの醍醐味なのだと思います。そして、国際政治や西洋外交史といったアカデミックな学びはもちろん、学問の枠を超えた学びの機会があることこそ、細谷ゼミの魅力なのでは。

 

ちなみに私は入ゼミ以来、細谷ゼミが持つ独特な雰囲気について、ひとつ不思議だなと感じていることがあるのですが…。それは、細谷ゼミというコミュニティが開放的な空間でありながら、自然と人を惹きつける力があるということです。私は体育会弓術部というところに属していることから、部活とゼミそれぞれの環境を比較して考えることがよくあります。毎日仲間と顔を合わせ、共通の目標を掲げて練習する部活という環境で、コミュニティへの帰属意識が自然と芽生えるのは、想像しやすいことです。比較して、細谷ゼミは週1回の授業、入ゼミの目的もさまざま、何か共通のゴールを持っているわけではない。ですが、皆が細谷ゼミ16期としてのアイデンティティを大切にし、それぞれのスタンスで何かゼミにできないかと働きかけようとする。自由さの中に強い繋がりが存在する空間は、特殊であり、理想であり、実は簡単に実現するものではないと思います。代表陣を中心にゼミ生それぞれの働きかけによって生まれ変わり続けるこの繋がりを大切にしないわけがありません!!

 

 

最大のリスペクトを。―細谷ゼミの一途な人たち

「何かに一生懸命になった経験を持つ人は強い」

高校時代にお世話になった人に教えてもらった言葉なのですが、細谷ゼミには、まさにこのような人が集まっていると感じます。何かに一生懸命になる人、つまり、何かについて考え行動し突き詰めるエネルギーを備える人。それだけでなく、謙虚で、己を等身大で語れる人。そして、他者のありのままを受け入れる懐の広い人。

 

一生懸命というとなんだかいつも気を張っていてがむしゃら、というようなイメージを抱かれるかもしれませんが、ここで言いたいことはもっとシンプルで、「今」を大切にし「今」に向き合っている、ということです。目の前のことをしっかりやり、目の前の人とその時を楽しみ、目の前に転がるテーマについて議論する。この姿勢は、言うまでもなく、細谷ゼミの根幹である細谷先生が源泉となられているに間違いなさそうです。

 

たしかに、こんなに多くのゼミ生がいれば向いている方向はさまざまですし、たとえばご飯の食べ方も全く異なるような人たちですが、常に地に足つけながら前に進み、そこに生まれる感情を大切にする。小さなことにおもしろいと感じることができる。そんな人たちですね。自然とリスペクトしてしまう人ばかりで、非常に刺激的でありながら、とても居やすい雰囲気です。私もそんな1人になれるように精進します。

 

 

舵を切る。―細谷ゼミへのはじめの一歩

ここまで細谷ゼミについて思うがまま書いてきたわけですが(魅力が伝わっていれば幸い)、同じように、入ゼミ選考にあたる15000字と細谷先生(+院生2名)との面接は、2年生という視点から細谷ゼミへの思いを喋る場です。特に15000字は、面接前にあらかじめ自分のことを伝えておける絶好のチャンスなので、活かすほかないです。

 

ということで、このままブログを終えてしまうと何もお役に立てていない気もするので、最後に入ゼミ課題への向き合い方を、一ゼミ生として書き留めておこうかと思います。

「自己紹介文」は、自分がやってきたことをただ書き連ねても、そこには自分がのっていないただの年表になってしまいます。でも、着飾らないで書けとかありのままを書けとか言われても難しく、昨年私は、ではどうやって書けば良いのだ!!と頭を抱えていた記憶があります。細谷ゼミに入って日々感じることですが、このゼミには非常にお喋りな人・自分の気持ちや考えを率直に表現することに長けている人が多いようです。そう、出来事を軸に、これまで考え感じてきたことを展開することで、細谷ゼミに入りたいと思う根源を引っ張り出していけば良いのだと思います。

「記憶に残る本5冊」は、本の選び方から書き方まで人それぞれのようですが、私は「自己紹介文」で記した自身の考えや価値観をさらに深掘りするパートとして使いました。細谷先生が知りたいのは、本の中身ではなくてあなた自身である、ということを覚えておけば大丈夫です。

そして「書評論文」は、あまり難しく考えずに、筆者が何を言っていてそれに対して自分は何を考えるのかを書けていれば良いのだと思われます。あまり身構えず、練習だと思って取り組む方が気は楽です!

 

 

 

かなり時は経ち、1月上旬となってしまいました。部活終わりに、日吉の記念館を背に、銀杏並木を下りながら最後のパートを書いているのですが、なんだか日吉は時の流れが緩やかでよいですね。都会に置かれたキャンパスにはない開放感がすごく好きです。今はイチョウの葉が散ってしまって少し物寂しい気もしますが。

 

ゼミ選びというのは、三田で送る学生生活のひとつの選択肢でしかありません。入る・入らないは個人に委ねられていますし、ゼミによってどれほどのコミットを求められるかも大きく変わります。多くの人にとっては学生生活を締めくくるラスト2年になるわけですから、自分の欲望にすなおになってプランを立てることをオススメできます。

 

数多ある選択肢を見て、もしも、細谷ゼミという大きな船に乗り込む選択をするならば、そんなあなたにとって、細谷ゼミが学生生活にちょっぴり彩りを与えてくれる、というよりも、みんなで彩りをつくっていける場になるよう、願っております。

 

2024年も始まってはや12日。

皆様にとって素敵な1年になりますように。

今年もよろしくお願いいたします。

 

﨑田佳央