こんにちは!まずはこのブログをお読みの皆様、細谷ゼミに興味を持ってくださりありがとうございます、16期生の北谷と申します。



今回、ゼミ生ブログを書かせていただくにあたって、私が一年前に何を一番知りたかったのかを思い返してみたところ「やはり15000字についてだろう…(・_・;」と思いましたので、私のパートでは入ゼミ選考について書かせていただこうと思います。

既にお題は公表済みかと思いますが、まず、細谷ゼミの入ゼミ課題は例年、

  1. 自己紹介文 5000文字
  2. 記憶に残る5冊 5000文字
  3. 書評論文 5000文字

の3部構成で、合わせて1万5000字です。(短いですが、教授との面接もあります!)

書評論文の課題書は毎年変わりますが、その他は全く変わりません。正直、「正しい書き方」はないですし、ゼミ生間でも未だにその基準について統一見解は得られていません笑。なので、あくまでも一つの参考例として、少しでもお役に立てたらと思います。

  1. 自己紹介文

私の場合、

・小学校から大学までの自分史 2500字弱

・細谷ゼミへの志望動機や目標 1500字程度

の2つがメインで、あとは、これまでの経験から得られた自分なりの行動指針や自分の興味関心(趣味など)、また、私は2023秋から一年間留学予定だったので留学についても軽く話の流れに埋め込む形で書きました。言葉遣いも書評ほど堅くはせず、構成もいくつかのセクションを設けて読みやすくした記憶があります。

ただ、何人か他のゼミ生の自己紹介文を読ませてもらった感じだと、どれも不思議とスルスル話が頭に入ってくるような文章の巧さは感じるものの、内容は結構バラバラな印象を受けたので、重要なのは、「飾らずにきちんと自分自身と向き合った上で、書きたいことを自由に書くこと」、なのだと思います。本当に考えれば考えるほどただの「自己紹介」です。

自己紹介文に関しては特に何かを準備して書く必要はないので、できれば早めに書き上げて周りの友達や先輩に一回目を通してもらうとより安心して面接に臨めると思います。(少なくとも私の場合、面接ではこのパートからの質問が主でした。)

  1. 記憶に残る5冊

私が選んだ5冊は、、、

・マーガレット・ミッチェル 「風と共に去りぬ」(新潮文庫)

小学生の時に初めて読んでとても印象的だった本です。去年ゼミ課題用にもう一度読み直したことで、前に読んだときとの自分自身の感じ方の変化も感じられて更に好きな作品になりました。(心配性なので10月にはゼミ課題に取りかかるべく軽く読み返そうと思ったのですが、気づいたらがっつり読み込んでしまい、結局課題の着手が12月末になってしまったという思い出付きです笑。)

・司馬遼太郎 「坂の上の雲」(文春文庫)

ずっと面白そうだと思いつつ読めていなかったので、実は課題のために大学2年の11月〜12月頃に読んだのが初でしたΣ(´Д`;)。でも、読みはじめてみたらすごく話に引き込まれてこれまた最初から最後まで熟読してしまい...以下略。

・葦原大介 「WORLD TRIGGER」(集英社)

登場人物が多く設定の作り込みも細かいので最初は頭がこんがらがりがちですが、読めば読むほどハマる一冊です。主人公の芯の通ったメンタル的な強さや戦術だけでなく、他の登場人物視点で読んでも楽しめるところが魅力だと思っています。

・ブレイディみかこ 「労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱」(光文社新書)

ブレグジットを経済政策やイギリス人の階級意識、白人労働者階級の英国社会に於ける立ち位置等の観点から説明した一冊で、ポピュリズム的な見方しか持たなかった私にとっては新鮮な内容でした。正直なところ、それまであまり知識も関心もなかったイギリス政治に興味を持つきっかけになった本です。

・苅安望 「世界の国旗・国章歴史大図鑑」(山川出版社)

実は隠れ国旗好きで、高校の時はお気に入りの国旗を印刷したものをファイルに入れて持ち歩いていました(•'-'•)。(大学入学後はさすがに止めました。)

です!一冊目と二冊目は小説、三冊目は漫画、五冊目は図鑑です。政治に関係がありそうな本は実は一冊しかありませんが、その一冊も新書なので全くもって専門書と呼べるような代物ではございませんヽ(´o`;。なので、私のように普段からあまり専門書などは読まない、という方も安心してください。それで通った前例はここにおります笑。

また、文量についても、均等に5等分である必要はないように思います。私の場合、1番長い「風と共に去りぬ」パートは1500文字を超えているのに対して、1番短い「世界の国旗・国章歴史大図鑑」パートはなんと500文字程度しかありませんでした。難しいことは考えずに、その本のどういうところが好きなのか、その本が自分の興味(ひいては、今の自分自身)にどのように結びついているのかや、その本を読んで何を考えたのかなどを自分なりによく考えて書くのが良いと思います。

また、余談ですが、この課題は厳密に「5冊」である必要はないように思います。というのは、シリーズ本や長編小説などの場合、話が長すぎて1冊の本に収まりきらない場合が多々ありますが、自分にとって印象的であったのがその作品の何巻目なのか、というところまでを細かく示す必要はないということです。実際に私が選んだ5作品の冊数を数えてみたところ、なんと合計40巻ほどありましたが、それでもなんとか無事合格をいただくことはできましたε-(´∀`; )。

  1. 書評論文

書評は個人的には1番悩んだ課題でした。あくまで私個人の意見なので絶対に正しいとは言えませんが、この課題に於いて指摘の鋭さや前提知識の豊かさはあまり求められていないのではないかと思います。見られているのはむしろ、自分の意見を筋道通して説明する力があるかどうか、ではないかと思います。

ちなみにですが、私が入ゼミ課題を書き始めたのは12月の終わり(冬休みが始まった後)でした。聞いたところによると、課題締め切り数日前に着手したという猛者もいるようです。ただし、政治学科のゼミ課題締め切り日は大体期末試験の期間と重なるので、可能であれば冬休みのうち(或いはそれよりも前)に課題を始められると良いと思います。ただ、ギリギリで書き上げた先輩は実際にいるので、どうしても土壇場になってしまったという方も、諦めずに是非挑戦してみてください!

面接は教授と院生の方(お2人)に色々と質問をして頂き、それに答えていく形でした。服装はスーツで行く人もいれば普段着で行く人もいるようです。私の場合、ある程度きちんと見えるように配慮をしたはずが、何故か結果として黒のジーンズとパーカーというだいぶ舐めた服装で臨んでしまったのですが、それでも大丈夫でした(꒪ཫ꒪; )

最後になりましたが、細谷ゼミはとても居心地のいいゼミです。ゼミへのコミットの仕方(飲み会への参加など)は自分の好きにできますし、同期が多いので絶対に誰かしらとは仲良くなれます笑。細谷先生の知識量には本当に圧倒されますし、他のゼミ生のバイタリティにもいつも驚かされてばかりです。留学に行かれる方の場合、同じ境遇の人に出会いやすいことや帰国後のゼミ活動に於ける自由度が高いこと(卒論提出時期など)も細谷ゼミの魅力として挙げられると思います。

入ゼミ選考前は色々と不安なことが多いだろうと思いますが合格後はきっと素敵なゼミ生活が待っています。17期の皆様(私は帰国後学年を落とす予定なので、未来の同期の皆様)とお会いできることを楽しみにしております٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

最後までお読みくださり、ありがとうございました!