まずは細谷ゼミに関心をお寄せいただき、またブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

細谷ゼミ16期の倉本さくらと申します🌸

サークルは三田祭を運営する三田祭実行委員会に所属しておりそこでの活動に4年間を捧げています。ですが、細谷ゼミに入り、大好きな仲間との出会いで知見が広がり、残りの大学生活を彩る大切な居場所をいただきました。

 

昨年の今頃、過去の細谷ゼミ生のブログを読み漁り、「自分がブログを書く日が来るなんて」という先輩の言葉に「私もそんな贅沢を言えたらな」と羨ましかったのが、つい先日のことのように思います。文章ではありますが、未来の細谷ゼミ生のために少しでも参考になればと筆を執りましたので、最後までお読みいただけますと幸いです。

 

目次:

一瞬の出会い、一生の財産

大好きな細谷先生と同期の自慢話

●細谷ゼミに入るためのヒント💡

 

●一瞬の出会い、一生の財産

細谷ゼミと出会ったのはかれこれ4年前、高校2年生のでした。当時、大好きだった世界史を大学でより大きく、多角的に勉強したいと思いから憧れの慶應に入るために受験勉強に励んでいました。その矢先、毎日読んでいた新聞の中で細谷先生の記事を拝見しました。その記事は国際政治にまつわる記事ではありませんでしたが、「慶應義塾大学 細谷雄一教授」というところだけに目が止まり、ただただ合格へのモチベーションのために切り取って部屋の壁に貼り付けました。(現在も貼っており、面接の際には持ちだして細谷先生に見ていただきました。笑)そこから細谷先生と細谷ゼミについて調べるうちに魅力を感じ、志望するようになりました。

 

細谷ゼミを知るきっかけには奇妙すぎるエピソードですが、今思うと運命のようなものを感じます。というより、自分でそうなるように寄せ付けたような気持ちです。結果、ご縁あって慶應に入学し、念願の細谷ゼミの一員になることができました。悪い例かもしれませんが、ゼミ選びの時には細谷ゼミしか考えておらず、他のゼミ説明会は一度も行きませんでした。今こうして入りたいゼミで学んでいられるのも、大学合格のために尽力し寄り添って下さった高校の先生方のおかげなので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

大好きな細谷先生とゼミ生の自慢話

細谷ゼミは「人の細谷、学問の雄一」、まさにこの言葉が体現されているコミュニティだと思います。細谷先生は、言葉で言い表せないほどお人柄が素晴らしい方です。多方面でご活躍なさっていて、休む間もないようなご多忙ぶりですが、ゼミに大いに時間を割いてくださり、国際政治においてあらゆる方面から知識や考えを教えてくださいます。誰よりも謙虚で、真面目で、話がお上手で、ゼミだけでなく飲み会などではプライベートなお話もしてくださるのがとても素敵です。お話中に聞いている私たちにもたくさん質問してくださりながら、新たな着眼点で今後の人生における貴重なアドバイスをいただいています。(緊張で話の内容を忘れてしまうので、先生の前で堂々とスマホメモしています笑)

 

また、みなさんにはぜひ「細谷先生の西洋外交史」を受講していただきたいです。細谷ゼミに限らず、周りの友達も口を揃えて言っていますが、シンプルに授業がとても面白いです。大学の長時間の授業の中で面白い授業というのはそう多く出会えないですが、細谷先生のトークには思わず引き込まれます。ただレジュメを追うだけでなく、そこから派生して話を広げてくださるので、聞いていて全く飽きないですし、あれこれと知識が増えていくのが新鮮でもっと聞きたくなります。慶應にせっかく入った皆さんは、一度は細谷先生の授業を受けることをお勧めします。

 

続いてゼミ生についてです。一言で表すならば、「優秀でぶっ飛んだ個性の集い」です。ゼミ生は本当に優秀な仲間が多いです。それぞれ夢や目標を持っていて、議論でもその他の場でもきちんと自分の意見を確立していて、話すのが上手な人が多いです。もちろん、人それぞれ個性がありますし、優秀と感じる点は人によりけりだとは思いますが、私自身は、同期と話すととても刺激的な影響を受け、いつの間にか自分も同じ振る舞いを目指していますまた、みんなそれぞれゼミだけでなく、部活やサークル、アルバイト、インターン、課外活動など本当に色々な活動をしています。そんな忙しい中でもゼミ愛はとんでもなく強く、毎週ゼミ後の飲み会、また企画係が主催してくれるゼミ旅行(三田祭期間に行っていました、行きたかった泣)、遊びなど、必然的に仲良くなってしまうような仲の良さです。授業も各々の履修を共有し、同じ授業のときは寄せ集めのような感じで一緒に受けています(^_^)

ここまで聞くと、無理矢理参加しなければいけないのでは…?と思う方もいるかと思うのでお伝えすると、強制力は全くありません!!!いつ行っても仲間に入れてもらえて、個々の活動はそれぞれに尊重してもらえるのが細谷ゼミです。ですが、みんな忙しい中でも細谷ゼミにフルコミットしているので、どんなに忙しくても行きたくなってしまう居心地の良さと惹きつける力があるのだと確信しています。すでにコミュニティを持っている方も、これから新しいコミュニティが欲しい方も、絶対に唯一無二のコミュニティに細谷ゼミはなると思います!!

 

●細谷ゼミに入るためのヒント💡

細谷先生を目の前に言えることではありませんが、私自身は元々読書が苦手で、細谷ゼミに入る時に「記憶に残る5冊」について論じる課題にとても思い悩みました。このブログを読んでくださっている方の中にも、同じように5冊の選定に悩んでいる方もいらっしゃると思います。一応、細谷ゼミの一員ので、私が5冊何を選んだか、またせっかくなので他の2つの課題についてもご紹介したいと思います。

 

記憶に残る5

以下の5冊を選びました。

令丈ヒロ子作『若おかみは小学生!』

黒田博樹『決めて断つ』

鈴木敏彦『ナビゲーター世界史B 3 近世の始まり〜19世紀の徹底理解』

大沼保昭『「歴史認識」とは何か-対立の構図を超えて-

ティナ・シーリグ著20歳のときに知っておきたかったこと』

 

いかにも読書嫌いの人間だと分かってしまうようなラインナップなので、リンクは割愛させていただきます。笑

選び方は、5冊に一貫性を持たせるために、小学校・中学校・高校・大学のそれぞれの自分の中で出会った、考えや価値観を豊かにしてくれた本という軸で選びました。小学校1・中学校1・高校2・大学1の割合で順番に書きました。

ここで見られているのは、本を読む力もそうですが、本を通して何を考え、感じたかだと思います。無理に今から興味のない小説や国際政治にまつわる難しい本を選んでも、先生は一瞬で見抜かれると思います。ですので、自分心に響いたり影響を受けたりした本などを選び、その本によって自分の考えがどう変わったか、どう感じたかを素直に文章で伝えられると良いと思います。5冊で5,000字なので、大体一冊1,000字の分量で書きました。

 

【自己紹介文】

私的には、この設問が一番書きやすかったです。20歳まで生きてきた中でそこそこの経験を積み、それを整理しながら書いていくと、正直5,000字はあっという間です。

私はこの自己紹介文を書くのにちょうど良い波瀾万丈な人生だったので、自分史という形で途中ポイントを作りながら、一つのストーリーのように書きました。また、ゼミの志望動機も多めに書き、細谷ゼミでなければいけない理由など、より具体的に文章に熱意を込めました。

 

【書評論文】

単刀直入に、この課題のコツは「気合い」です。

課題図書の指定のみで、論述の仕方は自由であるため、自分が書きたい文章に導くことができる柔軟性はあると思います。私の時は『ウクライナ戦争』という、現在進行形で起こっている事象にまつわる著書でした。ですので、一冊を読んで感じた軸を二つに絞り、それらの観点で要約と自分の意見をまとめました。

 

◯最後に

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。ゼミというのは、学びたい学問の教養を深める場としてだけでなく、友人関係も豊かにしてくれるとても重要な場所だと思います。ゼミに対するモチベーションは人それぞれかと思いますが、少なくとも私は、細谷ゼミに入ったことで大学生活が大きく変化し、より充実した毎日を送ることができるようになりました。

今必死にゼミ課題に取り組んでいらっしゃる皆さんには、15,000字を諦めることなく、書き切ってぜひ入っていただきたいと思います。

17期の皆様に会えるのを今からとても楽しみにしています!!!