皆さんこんにちは、この記事に興味を持ってくださってありがとう。
16期のエリカと申します。私は諸事情あって自分のフルネームを他人に言うのがあまり好きではないので、新入生は入ゼミしたらのお楽しみにしてくださいね。
さて、なぜ私のブログがこんなにも冒頭に来てしまったのか少し困惑気味です。
私は多分、恐らくではありますが細谷ゼミの中では「変人」の部類に入る人間です。
「んなもん自称すんなよ、中二病か?」と思ったそこのあなたへ。
心の中では自分は甚だ凡庸で些末な人間だと思っているのですが、今までの人生において「思想がソース並みに濃い女」「たまに尖りすぎて皮剥く前のパイナップルみたい」「何食べたらそうなった??」など、「へんなやつ」扱いされることが客観的に多すぎたため、あー、思ったより私は個性を有しているのかもしれない。と最近思った次第です。ちなみに細谷先生からも「ふーん、おもしれーやつ(意訳)」認定をいただきました。なんでだろう。
なので、こんな外れ値みたいな人間を最初らへんに出していいのかと一抹の不安がありまくりです。でも順番が回って来たなら書くしかない。書きます。
最初に断っておきますが、この記事、長いです。
というのも、昨年いかなるゼミ説明会にも行かず、オープンゼミも大遅刻して一度顔を出した程度の私にとって、細谷ゼミの一番の情報源はこのブログでした。
恩返しのような意味合いと新入生への愛をこめて、かなり詳細に色々書こうと思います。
一旦ライトに情報を得たいなという人、ブラウザバックするなら今ですよ。
【目次】
- そこそこ忙しい(笑)私でも、なんとかやれてます。
- 神々しい同期たち~一生幸せでいてくれ~
- ☆入ゼミ課題攻略法☆
◆そこそこ忙しい(笑)私でも、なんとかやれてます。◆
現在私は、国際政治系のシンクタンク・友人が起業した英会話コーチング会社の2社でインターンをしつつ、友人とNPOを立ち上げつつ、たまにイベンターのようなこともしつつ(今週イベント開くので胃が痛い)、一応画家として絵を描いて販売したりしております。また、3年秋までベンチャーキャピタルでインターンをしていた関係でどうしても起業したくなり、その準備にも追われています。でも、細谷ゼミは楽しいので、忙しくても意外とすんなり活動はこなせます。
細谷ゼミに入ったら基本的に毎週やることは、
①課題図書を読む
②同期がまとめてくれた図書の内容報告を聞き、設定されたテーマに沿ってディスカッションする(たまに自分が発表側になる)
③細谷先生のありがたい見識を拝聴する
の3ステップです。
自分が基本的に活字中毒だったということもあり、かつ毎週本を読んでいるとさすがに慣れてくるので①は特に苦労なく。②も、優秀すぎる同期の素晴らしい意見を聞いていると自然と疑問点や意見が湧き上がってきます。③に関して、政府要人などに政策提言をしている黄金の頭脳こと細谷先生のご意見を聞けるのは、国際政治クラスタとしてはもはやご褒美タイムなのでただひたすらにありがたい限りです。
◆神々しい同期たち~一生幸せでいてくれ~◆
同期が人格者揃い過ぎる。
溢れるコミュ力・気遣い・冴えわたる頭脳・多方面の才能・高スペックすぎる経歴・限界突破する文化資本力、、、褒めちぎったらキリがないです。とにかく細谷ゼミに集う人は人間としてリスペクトできる人が非常に多いです。実はこれって一番重要だと思っています。
2年間毎週顔を突き合わせることになる人たちの人格・素晴らしさが担保されているというのは本当にストレスが少ない、かつ、いい刺激が今週もあるだろうなという楽しみにもなります。
ゼミ内の揉め事なども聞いたことがなく、現細谷ゼミの平和さはダントツだと思います。
OB・OG含め結束も固いので、何かあったときに頼りにしたい人の母数も増えます。(個人的にはここも死ぬほど重要)
かつ細谷ゼミは非常に人数の多いゼミなので、誰か一人くらいは高確率でウマの合う人が見つかります。
食事会やイベントごとも多いので、コミット量を調節できるのもいいところです。
あまり損得で物事を考えるのも良くないですが、今細谷ゼミに入る最高のメリットとして、細谷先生のお話を間近で聞けるだけではなく素晴らしい先輩方と密に知り合えるということも大きいと思います。
何か問題が起こったら一緒に解決に向かって走り、楽しいことは全力で楽しむ同期たち。一生幸せでいてくれ。
☆入ゼミ課題攻略法☆
多分ここが一番知りたかったよね、2年生焦らしてごめん。
私から言える一番のアドバイスは、年が明けたらすぐに取り掛かれ。です。
課題の発表自体は結構早いですよね。ただ、忙しい師走に手を付けるのは大変かと思います。なので、
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12月中:課題内容と期日の把握・課題図書購入と読み進め・「記憶に残る5冊」の選定
1月上旬:とにかく手を動かして15000文字書き切ってみる
1月中旬~締め切り:ひたすら修正
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が、理想的なスケジュールかなと。
締め切り付近は期末試験期間ですし、語学がある2年生は相当大変な時期です。私は昨年ここに大病と引っ越し、その他トラブルが重なり、シンプルに地獄を見ました。何があるかわかりませんから、早め早めに行動しましょう。
肝心の15000字ですが、自分の人生を俯瞰し、己のアイデンティティーとそれに連なる問題意識は何か?を考えると、案外サクッと書けます。
細谷先生が一番課題から読み取りたいのは、「この学生はどんな人なのかな?何を考え経験して、どう生きてきたのかな?」という部分ですから、正直に自分を深堀りしつつ、読まれることを意識した文章を心掛けましょう。
自己紹介について、私は浪人時に読んだ細谷先生の論考に感銘を受けたことに始まり、被爆3世である自分が抱く戦争への複雑な感情、学校行事で訪れたシンガポール・オランダでの多層的な学びを書き、自分の興味関心と頭の中を言語化するイメージでした。
どうして自分はこんなにも細谷ゼミに入りたいのか?を真摯に書きましたが、さっき読み返したところチョッと熱すぎたな、、とやや恥ずかしく感じております。
抜粋すると、締めの文章が「以上のように、私の学びたい学問、尊敬する師、素晴らしい学友たちが全て揃った場所は細谷ゼミであると確信し、ここに入会を切望する。」でした。ワァ。
さらに、「記憶に残る5冊」について。
私はこの部分も含めて自己紹介なのかな、と勝手に考えます。どんな本を選んだか?それによって何を得たのか?ここには個人のカラーが相当出やすいですから、自己紹介で書き洩らした自分の思想傾向や経歴を組み込みながら書くと、案外楽しいです。
以下は、私が選んだ本です。
歴史柄キリスト教徒が多い土地で育ったので、私の考え方にキリスト教の精神は多分な影響を及ぼしました。小学生の時に読んだ学習漫画ですが、ずっと印象に残っている本です。
「車輪の下」
言わずと知れた名作。人生の無常さ、思春期のヒリヒリした焦燥感が身につまされるビターな本ですが、浪人期の感情と呼応していたので一時期よく読んでいました。
「痴人の愛」
人生で一番好きな本です。ファム・ファタールが好きなので…
主人公への熱い思いと、この本が書かれた当時の歴史背景からくる考察を書きました。
外交と聞くと堅苦しいイメージですが、それを覆してくれた本です。ワインの年号やランク、一つ一つのメニューにまで高度な敬意や皮肉を忍ばせる饗宴外交、奥が深すぎる。そして出てくるメニュー表がいちいち食欲をそそります。
「新しい地政学」
もともと地政学に興味があり、新たな学びを得たく読んだ本です。
日本の頭脳ともいえる先生方が結集して書いた本で、著者の一人は細谷先生。
ビカビカの銀色の表紙がかっちょいい。
Amazonリンクも付けておいたので、気になる方は見てみてくださいね。
細谷先生の本が入っていますが、忖度はマジで必要ないです。というか、言い方を変えれば面接で著者とその本について語ることになるので、なんとなくで先生の本を入れるのはお勧めしません。
あなたが書きやすい、個性が出やすい本をチョイスしてくださいね。過去にはアイドル写真集で課題を書いた人もいます。
課題図書について。とにかく早く買って早く読みましょう。専門書チックな本が出されたりするので、場合によっては取り寄せが必要だったり、内容を噛み砕くのに時間がかかったりします。というか、絶対にかかります。自己紹介や記憶に残る5冊は言ってしまえば自分の内面をお気持ち表明してしまえば済む話ですが、書評論文はそうはいきません。もととなる本があり、その内容を理解・解釈、更に論文へと落とし込むのは想像の倍の時間がかかります。お気をつけて。
最後に、面接について。何着ていけばいいか心底わからなかったので私はスーツで行きましたが、後でみんなに聞いてみたところ綺麗目な服装なら何でも良かったようです。
思ったより長時間、課題内容について詳細に深く聞かれます。礼儀正しく、真摯に答えましょう。
また、自分の書いた内容と面接の受け答えに齟齬が出ないよう、書いた課題を今一度読み込んでから行くのを推奨します。頑張れ!
随分と長くなってしまいましたので、ここらへんで筆を置いて、ではなくキーボードから指を離そうと思います。書きたいことは大方書けたかな。
でもきっと、優秀な皆さんなら大丈夫ですよ。
ちなみにタイトルに持ってきた「細谷ゼミ生は夏合宿の夢を見るか?」は言わずと知れた「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の雑パクリです。
本書では超未来の地球が舞台ですが、果たして私たち細谷ゼミ生は将来大人になって楽しかった大学時代のことを思い出すとき、どれだけゼミのことを思い出すだろうか?とふと考えたとき、真っ先に考えついたのが夏の伊東合宿でした。夏イベント贅沢詰め合わせ・ゼミ青春スターターパックのような最高の合宿でしたね。
未来の後輩たちと花火大会や海で盛り上がりつつ、いつかさらなる未来で夏合宿の夢をともに見れますように。
それでは。