「大学では、よき師、よき友、よき本に出会え。」

高校時代の恩師に言われた言葉です。

この言葉を実現できる場所、それが私にとっての細谷ゼミです。

まずはこのブログを見てくださっている方、細谷ゼミに興味を持ってくださりありがとうございます。

15期の先輩たちのブログを片っ端から読み漁り、急いで入ゼミ課題に取り掛かっていた頃から1年が経ったと思うと、そして自分がこのブログを書く側になっていると思うと感慨深いです。

▼ご挨拶

ご挨拶送りました、細谷ゼミ16期の富木南葉です。

南に葉っぱでナノハと読みます。

3月生まれで「菜の花」の咲く季節であることから、

そして「南」の地域のように心暖かい人になって欲しいという両親の思いから、

さらに姉と同じ「葉」をつけて南葉と名付けられました🌼

大学ではダンスサークルに所属し、外部では長期インターンに取り組んでいます。またメディアコムに2年時から入所し、兼ゼミしています(^-^)v(細谷ゼミは兼ゼミOKです!これ大事!)「大学4年間一度きりなら一つも諦めない」というポリシーのもと、欲張りに生きています。

欲張りに生きてきた結果、所属するコミュニティもたくさんありますが、その中でも細谷ゼミは私にとってお気に入りの、大切な居場所になったと感じています。

その細谷ゼミへの愛と、入ゼミ課題について、ここではお話しさせていただきます。

▼細谷ゼミの好きなところを語らせてください

よき師、よき友、よき本に出会えたということから3つに分けてお話ししようと思います。

まずは師である細谷教授。

高校時代に細谷先生の本を読んだことをきっかけに、また高校時代から憧れていた大学の先輩が細谷ゼミに所属していたことを知っていたので細谷先生のことは存じていました。

高校時代から憧れていた教授+著名な先生ということもあり、面接で初めて対面してお話しした時には「生の細谷先生だ…」と感動したことを覚えています。

西洋外交史の授業を受講している2年生の皆さんは感じていることだろうと思いますが、細谷先生のお話はとっても面白いです。毎回のゼミの授業でも先生が今週の本にまつわる国際政治の理論や現在の国際関係などについてお話ししてくれますが、それがとってもとっても面白くて、学びになると感じています。

また、ゼミ生に対して気さくで、ゼミ後の飲み会では細谷先生のテーブルにゼミ生が毎回集まります。人生相談に乗ってくださったり、時には冗談を交えながら恋愛トークで一緒に盛り上がったり、ゼミ生想いの素敵な先生です。

よき友。(同期のゼミ生も読んでいるのかもしれないです恥ずかしいです)

細谷ゼミ生の好きなところは、思いやりに溢れるところです。

一人一人がこのコミュニティを大事にしようという気持ちが伝わってくる、そして人当たりがよく、一緒にいて心地のいい人ばかりです。

ゼミは学生の自主性に任せられたコミュニティだからこそ、一人一人のやる気や思いやりがなければ、ゼミの運営は成り立ちません。楽しいゼミにはなりません。

ですが、細谷ゼミはそれぞれがゼミに対してのコミットがみんな高く、いつも係の仕事をしっかりこなしていて、ゼミ後の飲み会は毎回盛り上がり、ゼミ旅行を積極的に企画してくれる人がいて…。そんな思いやりに溢れた人たちと過ごすことができて幸せです。

p.s. 自己紹介文を5,000字を書いて入ゼミしてきた人たちですから、みんなおしゃべりで、飲み会や旅行でも話が尽きないのも好きなところです。聞き上手の人も多いゼミです。この前のゼミ旅行では露天風呂で女子5人2時間話し続けました、楽しかった(^-^)v

よき本。

細谷ゼミは毎週本を読むゼミです。毎週読む本の中には難解な本もあり、1冊読み切ることに苦労する時もありますが、ゼミに入らなければ読むことがなかったであろう、国際政治の良書を読むことができます。

もちろん今の私には、全てを理解することはできないので、よき本を紹介するのも難しいです。卒業する頃には、この本に出会えてよかったと思える本が見つかったらいいな、そんなふうに思えるくらい国際政治の学びを吸収したいと考えています。

▼入ゼミ課題を書くみなさんへ

最後になりますが、私が書いた課題について紹介したいと思います。

自己紹介文は、価値観に影響を与えた原体験と、国際政治に興味を持つまでのストーリーを自分史としてまとめました。20歳を迎える大学2年時に、自分の人生を振り返る、貴重な機会だったと感じています。書いてみたら意外と5000字あっという間です。

記憶に残る5冊は、本を読むのが好きだったこともあり、今まで読んだ本から、新書・絵本・伝記・小説・古典から1冊ずつ選びました。

・『目の見えない人は世界をどう見ているのか』伊藤亜紗, 光文社新書

・『北風と太陽』イソップ寓話, わたなべしげお訳, らくだ出版

・『アンネの日記』アンネフランク, 文春文庫

・『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ, 文藝春秋

・『歴史』トゥキュディデス, 小西晴雄訳, ちくま学芸文庫

全て、面白い、大好きな本なのでぜひ読んでみてください。笑

書評論文は、テーマを決めて書くことをお勧めします。昨年の課題書は『ウクライナ戦争』で、私は本の中で出てきた「三位一体論」について着目し、ウクライナ側とロシア側から考察を進めました。書評論文は、細谷ゼミに入ってから毎週書くコメントシートに似ていると感じています。書評論文、まだ国際政治の知識もまともにない自分が何を書けるのか…何を書いていいのか…一番迷った記憶があります。

今思うのは、入ゼミの時点で、面白い、納得感のある、高い視座に富んだ書評など誰も書けないです。笑

ゼミに入った時の練習になると思ってぜひ気楽な気持ちで取り組んでみてください。

▼さいごに

ゼミへの愛も語りたい、でも17期になるみなさんに有益な情報もお伝えしたい、と思ったらこんなに長く書いてしまいました。最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

最後に、細谷ゼミに入ゼミするか迷っている方に向けて。

入ゼミ課題15,000字。

確かに書くのは時間がかかりますし、他のゼミに比べて圧倒的に字数も多いし。

描き始めるのには相当な気合いがいると思います。

ですが私自身は、

15,000字を書いてこんなにも素敵な教授と、友人と、本と、出会うことができました。

15,000字書く負担以上の、素敵な出会いが細谷ゼミにはあります。

15,000字と向き合って、あの時細谷ゼミに入る選択をして本当に良かった。

そう感じています。

このブログを読んで少しでもゼミ選びに迷っている方の後押しになれば(=私の細谷ゼミへの愛が伝われば、)嬉しいです。

17期の皆さんと一緒にゼミ活動ができるのを楽しみにしています。

富木南葉