はじめまして!

細谷ゼミ16期代表の望月陸璃です。

この度は細谷ゼミに関心をお寄せいただき、またブログをご覧いただきましてありがとうございます。

 

【はじめに】

本日から16期のゼミ生によるブログを毎日更新していきます。まだゼミ選びで悩んでいる方も、15000字の入ゼミ課題に圧倒されている方も、ぜひブログを読んで参考にしていただければ幸いです。私は、このようなブログを書くのは初めてで、かつ16期生のブログの先陣を切るのは非常に恐縮ですが、お付き合いいただければと思います。

 

私のブログでは、細谷ゼミに対して情熱を持つ私の細谷ゼミに入った経緯やゼミを選ぶ基準として細谷ゼミの魅力『人』・『先生』・『学問』に分けて綴ろうと思います。(直接的に入ゼミ課題の参考にはならないかもしれませんが、きっとゼミ生の中には入ゼミの指南書を丁寧に書いてくれる人がいると思いますので、是非そちらを参考にしてください。)

 

 

【自己紹介】

少しだけ私の自己紹介をさせてください。私の名前は望月陸璃(りくり)と言います。上から読んでも下から読んでも「りくり」です。幼い頃はシャイすぎて、この珍しい名前を言うのが恥ずかしかった記憶があります笑。しかし、今では「光彩陸離」という四字熟語に由来する、美しい名前をつけてくださった両親には感謝しかありません。最近嬉しかったことは、三田祭休みにゼミの同期で那須の牧場に行った際に、乗馬したことです!午年の身として、幼少期から馬が好きだったことから、こんなに嬉しいことはありません。逆に悲しかったことは、同期からその馬が重そうにしていたと言われたことです。

 

 

【私が細谷ゼミに入った経緯】

そもそも、なぜ私が細谷ゼミに入ろうと思ったのか。私はこれまで、進路選択の際、自分の納得いく選択をしたいと、かなり優柔不断になる節があり、ゼミ選びに関してもかなり悩んでいました。

 

そんな私が細谷先生を初めて知ったのは、高校生の時に細谷先生の新聞記事を読んだ時です。当時は慶應に入れるとすら思っていませんでしたが、国際政治には興味があったので、この先生のゼミに入れたらいいなと思いました。大学受験は、浪人してなんとか慶應へ入りました。慶應に合格することで必死だった私は、勉強以外に大学生活で何をしたいかわからず、サークル活動・アルバイト・人生初の海外経験など、とにかくいろんなことに挑戦しました。もちろんその経験は楽しく、大きな財産になるものも多くありました。しかし、漠然と高校時代の部活や浪人時代の受験勉強のように熱意を持ってぶつかれないとも感じていました。さらに、地方出身であった私にとって周りの慶應の学生は輝かしく見え、自分のやっていることに自信を持てないこともありました。去年の今頃は夏休みの短期留学から帰国して、自分の無力さに苛まれ悩んでいました。

 

そんな自信がなくて悩んでいた私にとって、希望を持つきっかけとなったのが、細谷ゼミでした。当初は15000字を書いてゼミに入り、毎週のように本を1冊読んでゼミに臨むのは自分にはできないことだと思っていましたが、オープンゼミなどで先輩に勧められ、細谷ゼミに入ることを決意しました。他のゼミと迷うこともあり、最終的に細谷ゼミを受けると決断したのは、年明けだったと思います。今振り返ると、先輩に勧められたという理由もありましたが、やはり、細谷ゼミへの憧れが大きかったと思います。1月の一ヶ月間、必死にゼミ課題に向き合った結果、無事ゼミに入ることができました。(ちなみに、ゼミ課題に全振りした結果、選択必修の単位を落とし、来日しています、、、)

おそらく私にとっても、皆さんにとってもゼミは大学生活、最後に入るコミュニティだと思います。私自身、細谷ゼミの活動に情熱を持って行うことができていることに非常に満足しています!入りたい理由はそれぞれ異なると思いますが、その想いを入ゼミ課題に書いていただければと思います。

 

 

【細谷ゼミの魅力】

<細谷ゼミの『人』>

ここでは、細谷ゼミに入って感じた細谷ゼミの人の魅力を3つ綴ろうと思います。

 

・“寛容“

1つ目は誰に対しても“寛容”な雰囲気であることです。細谷ゼミ16期には現在、留学に行っている人を含めて36名在籍しています。ゼミとしてはかなり多い人数ではないかと思います。それだけ、個性やバックグラウンド、他に所属しているコミュニティがそれぞれ異なる中で、それぞれがお互いを受け入れ、尊重し合う“寛容”な雰囲気が細谷ゼミの1番の魅力だと確信しています。私たち16期はゼミ終わり、毎週のように飲み会や食事会が開催しています。(もちろんお酒が苦手な人も参加しています。)ある友人から「毎週そんな話すことあるの?」と言われました。しかし、毎回、違うメンバーが自由に話せる“寛容”な雰囲気があるからこそ、盛り上がっているのだと思います。

 

・“人柄の良さ”

では、なぜそうした“寛容”な雰囲気が生み出されるのか?それは、2つ目の魅力である、それぞれが持ち合わせる“人柄の良さ”にあります。細谷ゼミへの入ゼミが決まり、初めての顔合わせの時に私は、きっとみんな“良い人”なんだろうなと直感で感じました。実際に、会って話してみても、謙虚で、前向きで、協調性を持ち合わせているといった“人柄の良さ”を持つ人が多く、ゼミ生に対して惚れ惚れした覚えがあります。それは打ち解けた今でも感じています。

そのような雰囲気は先輩やOBOGの方と会っても同じように感じました。15期の先輩方は、私たち16期をあたたかく歓迎してくださりました。また、先月開催されたOBOG会でも、年代は異なりますが、就活をはじめ進路のことにも親身になって話を聞いて頂いたことから、細谷ゼミに受け継がれる“人柄の良さ”を感じました。

 

・“バイタリティ”

3つ目に細谷ゼミに入って感じたのは、“バイタリティ”溢れる人がかなり多いということです。ゼミ生は、サークルや体育会、アルバイトやインターンなど他のコミュニティでも活躍している人が多いです。そうした多忙な生活を送っているのにも関わらず、毎週のゼミはもちろん、合宿やゼミ後の飲み会にもみな積極的に参加しています。細谷ゼミは毎週のゼミで、本一冊を読み、A4一枚のコメントシートを書くことが課せられています。他のゼミと比べてもそれは負担の多いことだと思いますし、正直、私にとってそれは容易なことではありません。しかし、忙しい生活を送っていながら、それを難なくこなしているゼミ生を見ると「すげーな」と思ってしまいます。私は正直、ゼミ活動だけでもキャパオーバーになってしまうこともありますが、そのような“バイタリティ”溢れる同期に出会える環境にいられることだけでも、大きな財産になっています。

 

 

<『細谷先生』とは?>

今まで紹介してきた細谷ゼミに受け継がれる人の魅力“寛容”・“人柄の良さ”・“バイタリティ”の源泉は何処にあるのか。

 

・最初のイメージ

私は、その源泉は細谷先生にあると信じています。私が細谷先生と初めて会話したのは、入ゼミの面接でした。私は面接の順番が最後の方だったので、先生もお疲れだったのか、ほとんど無表情でした、、、当時は「全く印象に残らなかったのでは?」とかなり焦りました。それまでのイメージは、メディアでもご活躍されている著名な教授だから、きっと学生にはあまり相手にしてくれないだろうというものでした。

 

・変化したイメージ

しかし、そのイメージは新歓コンパで大きく崩れました。その日、渋谷のコンパ会場から居酒屋へ移動する時、たまたま先生と近くにいたことから、先生が話しかけてきてくださいました。その道中、私が初めて住んだ街の千葉県市川市が先生の地元であったことや私の地元の静岡の話で盛り上がったのを今でも鮮明に覚えています。他にも日吉の入ゼミ説明会の帰りに三田まで先生が車で送ってくださった際、過去のゼミ生の恋愛事情をずっと話していらっしゃったことなど、先生とのエピソードは尽きません。悩み事などの相談もいつでも受け入れてくださることから、ゼミ生との距離がかなり近いという印象に変わりました。

“人柄の良さ”に関しても、普段先生と接していて、著名な教授だからといって威張ることは決してなく、謙虚な態度で接して下さいます。

 

・ご多忙な細谷先生

上記のように細谷先生はゼミ生との時間を優先してくださいますが、多くのシンクタンクを掛け持ちし、メディアにも多く出演されています。だからこそ、細谷ゼミで一番“バイタリティ”に溢れるのは、細谷先生であることにはゼミ生一同異存はないと思います。今月中旬に行われる京都合宿でも、先生は出張先のオーストラリアから早朝に帰国され、そのまま京都に向かわれるそうです。その予定を聞いて私は驚愕しました。海外出張も多い中で、ゼミ生との時間を大切にしてくださることには感謝しかございません。どうか体調だけは崩されないようにお祈りするばかりです。

 

先生について一ゼミ生である私が多く語らせて頂いたことは非常に恐縮ですが、先生のことをさらに知るには、先生のブログhttps://note.com/yuichihosoya/(特にプロフィールの部分)を読むことをお勧めします!

 

 

<国際政治という『学問』>

この部分に関しては頭脳明晰な他のゼミ生がより詳細に書いてくれると思いますが、私が半年間、細谷ゼミで学んで感じたことを述べようと思います。

 

細谷ゼミは打ち上げでディズニーに行ったり、夏合宿で伊豆にいったりとイベントも豊富ですが、ゼミである以上“学問”という要素は決して忘れてはいけないことだと思っています。

細谷ゼミの研究対象は主に国際政治や西洋外交史です。国際政治を学ぶことができるゼミは他にも多く存在する中、細谷ゼミの特徴とは何か?ここでは二つ紹介します。

 

・古典を学ぶ意義

細谷ゼミと他のゼミの1番の違いは、古典から学ぶというスタイルをとっていることだと思います。細谷ゼミで初めて読んだ書物は、新歓合宿での高坂正堯氏の『国際政治』とE・H・カーの『歴史とは何か』でした。初めてのゼミとしてはどちらも難解で、一回読んだだけでは十分理解できませんでした。しかし、この二つの書物から国際政治を古典から学ぶ意義や国際政治を理解する上での基礎を得られたと思います。『歴史とは何か』では、

「歴史とは、歴史家とその事実のあいだの相互作用の絶え間ないプロセスであり、現在と過去のあいだの終わりのない対話なのです。」

という記述に国際政治を古典から学ぶ意義が詰め込まれていると感じました。実際に、討論では過去の事象から問いをたて、現在の事象に活かして考えることが多いです。世間では、国際政治や歴史を学ぶことの実用性を疑問視する視点もあると思います。しかし、過去の事象を現在に応用することや問いを立てるプロセスは国際政治だけでなく、人間関係や社会における様々な問題に適用できると考えています。それこそ国際政治を古典から学ぶ意義ではないでしょうか。

 

私は、高校で世界史を勉強していないため、基礎知識が十分なく、まだまだ勉強が足りないと自覚しています。入ゼミ前の皆さんの中にも、そのような心配をされている方もいるかもしれません。入ゼミ課題に書評論文がありますが、事前知識の有無は重視されていないと思います。むしろ、先生が重視しているのは、学問を意欲的かつ楽しんで学ぶという姿勢だと考えています。是非、今は知識がなくても、国際政治という学問に興味があり、学びたいという皆さんに入っていただきたいです!

 

・読書のススメ

さらに細谷ゼミのもう一つの特徴は毎回本一冊を読んで、ゼミに臨むということにあります。正直、私は、今まで親や学校の先生から本は読んだ方が良いと言われ続けてきたにも関わらず、あまり興味が湧かず、読んできませんでした。しかし、細谷ゼミに入って、毎週本を読む習慣がついたことで、日常的に本を読むようになりました。本を読むことで、もの見方や考え方に影響を及ぼす実感を得たことから、その魅力がわかった気がします。本を読む習慣がついたことだけでも、細谷ゼミに入って良かったと改めて思います。

ps.最近、久々に母親に会ってサザンオールスターズの原由子さんの実家でもある横浜の『天吉』で天丼を食べていたときに、今週本5冊読んだと言われ、驚愕しました!まだまだですね。

 

 

【16期の代表として17期として入ゼミする皆さんへ】

ここまで、私が細谷ゼミに入った経緯と細谷ゼミの魅力を『人』・『先生』・『学問』という三つの視点からお伝えしました。光栄なことに、私は16期の代表を務めさせて頂いております。他のコミュニティでリーダーを務めている人も多い中で、そして、今まで紹介してきた魅力あふれる細谷ゼミで、正直、私が代表でいいのか、私じゃなくてもいいのではないかと感じる時もあります。私は自分でも器用なタイプでも、強いリーダーシップで引っ張っていくタイプでもないと思っています。しかし、そんな私を代表として受け入れてくれ、私が代表で良かったと言ってくれる同期や先生には本当に感謝しております。飲み会などで、同期のみんながゼミへの愛を語っているのを見ると胸が熱くなります。だからこそ、“16期を最高のものにしたい”という誰にも負けない情熱と細谷ゼミ16期への愛のもと、16期にしかないカラーを作っていきたいと日々考えています。

 

そして、今このブログを読んでくださっている2年生の皆さんを細谷ゼミ17期として全力、かつあたたかく歓迎したいと思います! 17期をどんな期にしていくのは皆さん次第です。細谷ゼミの良いところは、期によってカラーが大きく異なることでもあります。もちろんそれに良し悪しはありませんが、17期のみなさんが主体性を持ってゼミに参加し、細谷ゼミ17期を作り上げていくことを期待しております!細谷ゼミの魅力ばかり書いてしまったため入ゼミ課題の参考にならなかったかもしれませんが、一つだけ私から課題を取り組む上で大事にして欲しいのは、皆さんそれぞれが持つ細谷ゼミに入りたいという情熱をありのままに書くことだと思います!課題大変だと思いますが、気負わずに取り組んでいただけると嬉しいです!

 

最後になりますが、皆さんが自分に合ったゼミを選ばれることをお祈りしております。

そして、細谷ゼミ17期として入ゼミされることを心からお待ちしております!

長々となってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。