7月16日 AM2:30
富士山7合目、山小屋の軒先で更に雨足が強まった風雨をしのいでいた。
同行の子供は「頭が痛く気分が悪い」と高山病の症状を訴え
合羽に叩きつける雨も構わず、僕の膝に顔を埋めて目を閉じている。
合羽に叩きつける雨も構わず、僕の膝に顔を埋めて目を閉じている。
「トウチョウハ ムリ」
と判断するが、この風雨に足止めをくっている。
幸いなのは、僕等と同じようにじっと風雨を耐えている人々が他にも20人程もいること。
これが吹きさらしの山腹で回りに人影が無かったら、何と心細かった事だろう。
と判断するが、この風雨に足止めをくっている。
幸いなのは、僕等と同じようにじっと風雨を耐えている人々が他にも20人程もいること。
これが吹きさらしの山腹で回りに人影が無かったら、何と心細かった事だろう。
AM3:30
下山開始
砂走りをずり落ちるように下る
1歩踏み出せば2m近くは進む。
子供はそれが面白く
頭の痛さも気分の悪さも何処かへ飛んで行ってしまった様子
「きゃっきゃ」とはしゃぎながら、ずり落ちる。
下山開始
砂走りをずり落ちるように下る
1歩踏み出せば2m近くは進む。
子供はそれが面白く
頭の痛さも気分の悪さも何処かへ飛んで行ってしまった様子
「きゃっきゃ」とはしゃぎながら、ずり落ちる。
ふと気付くと東の空が赤く染まってきた。
足元を照らしていたヘッドランプのスイッチを切りザックにしまう。
みるみる空は明るくなり神々しいまでの朝日が

足元を照らしていたヘッドランプのスイッチを切りザックにしまう。
みるみる空は明るくなり神々しいまでの朝日が

振り返ると今までいた7合目そして山頂は、はるか上
登頂出来なかった悔しさが、少しずつこみ上げて来た。
登頂出来なかった悔しさが、少しずつこみ上げて来た。
