45年前の思い出 | 大阪発・筆跡診断士 山上りるも 筆跡は心の鏡

大阪発・筆跡診断士 山上りるも 筆跡は心の鏡

筆跡診断士歴20年。筆跡心理学・人間心理・教育に関する講演会講師をしています。
日々の出来事、人間心理に関すること、また、2011年に患った卵巣がん克服までの道のり等、健康に関することも書いています。すべて体験して気付いたことです。

3月4日は父の命日だった

早いもので、
亡くなって、もう20年になる
父は、母の誕生日に旅立った

そして、
母は、亡くなって17年になる

毎年、3月4日は、
2人を同時に思い出す


先日、ふと、懐かしい映像が
頭に浮かんだ

母校の小学校のそばにあった
明石焼きのお店「ひろ」の映像だった

まだ、お店はあるのかな?と
ネットで検索してみた
Googleマップのストリートビューをみたら
「ひろ」が写っていた
懐かしい‥
昔とおなじ看板だった

実は・・・
「ひろ」は、父に、
よく連れて行ってもらったお店だった
そんなことも、もう、すっかり忘れてた

先日‥
少し緊張しながら「ひろ」に向かった
お店の前に着いたが、残念ながら
看板が変わっていた・・・

扉が少し開いていたので、
そーっと中を覗いてみた

「あっ、鉄板も、イスもそのままだ!!」


思い切って中に入ってみた
「あー懐かしい」
色んなことが蘇ってきた

どうやら、「ひろ」のご夫婦が高齢で
半年前にお店を閉めたようだ
でも、今もお元気にされているみたい

今は、「ひろ」に通っていたお客さん(ご夫婦)が
名前を変えて、すぐに
鉄板焼きのお店をはじめたそうだ



今のオーナーご夫婦に
45年前のことを伝えたところ

鉄板は、今もそのまま使っていて
イスはカバーをかけてるが、昔のまま
テレビも同じ場所に置いてあると‥





当時、私は、小学校5年生
小さかったせいか、
お店の中がとても大きく感じていた

イスも高く、いつも、一段上がったところに
足をかけて座っていたが
イスに座るのが大変だったことを覚えている
さすがに、今は、イスが低すぎる‥



お店の中では、父と、何か喋るわけでもなく
私は、ひたすら明石焼きを食べていた

熱狂的な阪神ファンだった父は
いつも、キリンビールを飲みながら
野球を観ていた
必ず「ずり」と、卵焼きを注文していた記憶がある

幼かった私は、鉄板で焼いてる「ずり」をみて
「こんなの美味しいのかな?」と
いつも不思議に思っていた

そんな私も、
今では、「ずり」が大好きだ

せっかくだから、同じ鉄板で
当時食べていたものを注文してみた





明石焼きはなかったので、たこ焼きに・・・



なんか、
穏やかな気持ちになった


父との楽しかった思い出は
ほとんどなかったけど
この年になって、
思い出すことができた

父とのわだかまりが
なくなってきたのかもしれない

3月4日
穏やかな一日でした