9ユーロチケットを使っていつもは車で行く場所に電車に乗って行ってみましたので、自宅から目的地までの電車のプチ旅行をドイツの電車事情を交えてご紹介しましょう。
と偉そうに言いましたが、僕は普段まったく電車を使わないので右も左も分からない上に、どこに行くにしても計画するということをしない(できない)ので、実際にはしっかり計画を練っていた北林の後をついて行っただけということを告白しておきます。
さて、出発地点の自宅前には路面電車が走っているので、これでデュッセルドルフの中央駅まで1本で行けます。
写真は別の路線を走る路面電車ですが、同じ種類の電車が街中を縦横無尽に走っています。
By Kurt Rasmussen, Attribution, Link
市内のその他の公共交通機関としてはバスがありますが、バスは路面電車に比べて停留所の間隔が長くなっているのでより速く移動できます。
一見、反対のような気がしますが、エネルギー効率や排気ガスのことを考慮すると、電車をこまめにストップ&ゴーさせた方が良いのでしょうね。
街中の大きな通りには、必ずと言っていいほど路面電車が走っているので、車のドライバーは路面を渡る乗降客に気をつけなくてはいけませんが、デュッセルドルフ市ではうまく共存できていると思います。
さあ、デュッセルドルフ中央駅に着きました!
By Christian A. Schröder (ChristianSchd) - Own work, CC BY-SA 4.0
ドイツ最大の州の州都の駅にしてはめちゃめちゃ地味だと思いませんか?
メインの入り口には、HAUPTBAHNHOF(中央駅)という表示と赤のDB(Deutsch Bahn:ドイツ鉄道)のマークしかありません。
駅名が書かれていないのもドイツの鉄道駅の特徴の一つです。なぜかって?なんでなんでしょうね、今度調べておきますね。
入り口を入ると...
By Clic - Own work, CC BY-SA 4.0
こんな感じに通路がまっすぐに駅舎の反対側に突き抜けていて、その両側に電車のプラットフォームへ上る階段と、地下鉄のプラットフォームへ降りる階段が等間隔で配置されています。
20番線までありますが、これ以上ないというほどシンプルな作りになっているのでプラットフォームを探す必要は全くなくただ歩けば必ず行きつけます。
あ、ちなみに改札というのはありません。
切符を持っていれば誰でもそのまま電車に乗れます。もし、切符を持たずに乗車したら大変厳しい罰則を覚悟しなければなりません。
Von Clic - Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0
今回乗るのはこの二階建ての赤い電車で、デュッセルドルフと近郊の都市を結ぶエクスプレストレインです。
日本で言うと特別快速とかになるのでしょうか?
電車の中はびっくりするほどカラフルで清潔です(この写真は乗り換えた先の各停電車の車内です)。
僕が知っているヨーロッパの都市部の電車とは全く違う光景に驚きました。いやー、当時はどこで電車に乗っても目的地に早く着いて降車したいとしか思わなかったですもん。
と、進化を遂げた電車は快適なんですが、電車の運行はぜんぜん変わっていなくて当たり前のように遅れます。
そして、あろうことか乗っている間に目的地が変更されちゃいます。
今回は乗って二駅目で、目的地を変更したので〇〇方面に行きたい人は、〇〇駅で降りて乗り換えてね💛という車内アナウンスがありました。
まあ、これくらいのことでイライラしてるようではドイツでは生活できませんから、はいはい分かりましたよん💚くらいの余裕はかまさないといけません。
そうこうするうちに目的地の近くの駅に着きました。
駅前にはカフェがたくさんあって、休日を楽しむおじさんおばさん(なぜか若い人はいないのでした)でいっぱいですが、そんなギャラリーの視線を集めながら無邪気に遊んでいたその時!
背後に気配が...
か、かっけ~~~
米ちゃんみたいな髪、垂らしたイヤホン、💀のTシャツ、そして極めつけは、左右色違いのレッグウォーマー。
女の子も、破れたストッキングにコンバースのバッシュ、ワンピにパーカーのコーデも個性的で真似できないですね~
しびれます。
そんな二人が駅へ行くのを見送って、北林のナビに従って歩いていくと今日の目的地に着きました。
廃線になった鉄道の鉄橋からルール川を見下ろします。
空は高く夏が来た~っていう感じですね。
河畔には野趣溢れる庭園があります。
バラはもうそろそろ終わりに近いですね。
近くのカフェでお茶。(_´Д`)ノ~~オツカレー 北林
ナビありがと!
ということで、空、水、花と初夏のルール川を満喫した一日でした。
9ユーロの旅、次は何処へ行こうかな?
ではまた。