現代の価値観では
美化できない

戦国時代。

現代の感覚だけで
過去を裁けば

『時代錯誤』

になり、現代の価値観で
杓子定規に昔を語ることは

『野暮』というものです。

しかし、
歴史上の人物から得る知恵は
たくさんあります。



今年、
徳川家所縁の地も含め
注目を集める

徳川家康公。

皆さん、
日光詣をしたことがありますか?

戦国から江戸時代へと
変化した当時、

『命の重み』

について考えさせられます。

家督を継ぐには
譲られるか、武力で奪い取るかしかなかった時代が続き

奸計(かんけい)に長けた逸話、
血生臭い
お家内部の権力争いは
教科書には殆ど出てきません。

この辺り、

人間関係のルーツを知り
現代社会を紐解くには
重要な歴史だと思っています。

ヤバくなったら
手身近な他人を巻き込んで、逆らうやつは親戚、親兄弟、近隣者でも抹殺、謀殺、誅殺を繰り返した時代背景。

それが当たり前だった
時代とはいえ、

親から子、子から孫へ
その怨みは現代でも
受け継がれていきます。

人を都合よく追いやって
命を奪い
『終わり』にはならない。

誰に何をされたのか
語り継がれるのが

歴史』です。



徳川家康公は

歴史上多くの人が失敗している制度作りに、天才的な手腕を見せただけではなく

大名に逆らう者が
一人でもいたら、その都度大混乱になることをルール化し、まとめていきました。

家康公は、
戦国時代初の征夷大将軍になり、
その後大政奉還まで
泰平の世を実現できたからこそ
乱世は落ち着きました。

幕府を開き、
戦をしてきた武将大名たちを、知恵を使って統治に向けた『家臣』へと切り替えを行ったことで、共存する時代を築きました。



命を奪われる恐怖が
凄まじかった

戦国時代の狂気。

これが
私たちの国の歴史。

私たちはもっと正確に、『命』をテーマにした過去の歴史を知っておかなければならないはずです。

おそらく日常的に
ひたすら『死』との恐怖と
隣り合わせだった時代。

死への恐怖と比例して、
武将大名たちの築城は
どんどん高層階化していき、

『不合理な城の高さに積み上がった』

のかもなと、
個人的には推測しています。

カジュアルに、時にはフランクに
人が殺される社会だと、四六時中恐怖が人を狂わせ、殺される前にどうするか、きっと頭から離れない時代。

噂、嘘、策略の情報戦、
盗人、刺客、忍びの侵入、
壁に耳あり障子に目あり、床下、屋根裏、日々の食事に至るまで、身内ですら疑いを持ち、誰もが根底では人を信用しない

猜疑心の塊だったはず。

しかし現代も
ネットデジタルアプリの侵入に
形を変えただけで
さほど大きく変わっていません。

学生たちですら
心許せる親、相手がいるのか、
悩みを抱える声が
SNS上に溢れているからです。

制度、ルールに違反して
他人のモノを奪い、傷つけ、嫌がらせを繰り返す遺伝したであろう一定数の鬼畜DNAの所業は

再三、
お伝えしてきた通りです。



信長公、秀吉公のように
キャラの立つ
歴史上の人物は他にもいるけれど、
家康公の政治力は別格です。

戦国の世に掲げた
天下統一は、

その時の運や、勢いで取れる事があったとしても、統治力を維持したのは、

家康公が持っていた
高度な知略、実力です。

現状の問題を
改善するためには
応用ができるのか。

現代社会における
コンプライアンス違反、法令違反、違法行為などの悪事と距離を置くためには、善意ある人々の、正確な知恵と良識が必要なのです。

正確な被害を
世間に伝える声は
悪事を明白にします。

教科書にしか載らない
最低限の事象だけでは
興味が湧いてこないけれど、

教科書には載っていない
歴史の出来事にこそ学ぶべきことが点在し、糧を得た私の今年の計画は既に決まっています。

卯年は飛躍の年。

歴史からヒントを探り
2023年、
飛び抜けてください^_^