あと少しで
違った風景があった
あの当時、

観戦していた私たちでさえ
記憶に焼き付いて
離れなかった
手が届かない『悲劇』を、

経験した選手が30年後、
今度は監督になって
チームを率いて
『歓喜』に変えた
新しい風景。

ドラマチックな瞬間を見ました。



安全なところから
偉そうに評価されてしまうのも、
W杯の特徴。

夢を追いかけて
代表に選出された選手の揚げ足を取って、遠くから石を投げつける卑怯者が現れるのも、
W杯の特徴。

サッカーは、

驚きと賞賛に値するバリエーション、独創性や特性を弾いてしまったら柔軟なプレーには対応できないから、瞬時に、最も得点に結びつくイメージと判断力が要求される、流動的な球技だと学んできました。



勝つ為には
『ずる賢く』『いやらしく』とかの言葉をよく見かけましたが、その表現こそ否定的に思っていて、

『大和魂』『大和心』『武士道』という精神的な拠り所は大切ですが、それも感情的なことであって、それだけでは、必勝に結びつきにくい。

相手をデータ化し、
自軍は更に数値化して
分析することが、
勝負ごとの基本。

『運』や『勢い』
で片付けてはいけない。

ちなみに
私の経験値は
部活レベルですが(笑)



前大会、準優勝だった
相手国のPK勝率は有名で、先制はしたものの追いつかれる初めての展開。

時間経過と共に、
今までにはない不気味さを感じる
『前触れ』がある一戦でした。

それが多分

『底力』

今大会で
最も底力を感じるチームで
日本戦に続き、ブラジル戦のビハインドにも追いつき、不屈の精神と労を惜しまぬ運動量、守護神キーパーと37歳モドリッチ。

結果は出ませんでしたが、
それでも私たちの国日本は、『W杯優勝』を手に入れられるだけの実力は、もう十分あるんだなと思いました。

侮らず敬い、畏まる相手国へ、
実際にその力は
通用していました。

PK戦は
キッカーもキーパーも、チーム連携関係なく勝負が決められる、一対一の絶好の機会。

W杯の戦いは、
どんな場面も、自分の立場に置き換えて、考え方に応用できます。

連携、得点、
外し、ミス、失点、勝敗、

どれも理由があり、
ヒントになります。

前後半のメンバーチェンジ、
個々の力、体制を変え
勝利を掴む組織力。

次大会からは、
相当厳しい対策をされ、マークされる立場、新しい景色に変わりますね。

頂上決戦はまだ続きますが、
サッカー日本代表の皆さん
おつかれ様でした^_^