◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
親のせいで不安障害が酷く、大人になっても人にビクビクするのが治りません。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

子供からすれば
『親が選べたらいいのに』

また、親からは
『子供を選びたい』
のかもしれません。


世の中は
素敵な親子関係ばかりでなく、『親と子の確執』があることは、数多くの歴史も物語っています。


寧ろ、親と子は
その力関係、社会的立場を巡り
いがみ合ってきた
日本の家族構成。


うまくいかないのが
当然なのかもしれません。



本来親と子が大切なことは
ひとりの人間として、正面から人と向き合うことでもあり、親と子、どちらも『向き合う力』を養い、一方的にならない適切な距離感をお互いが学び、育むものだと思います。

しかし、

家族間故に近く、
間違った家族愛からくる違法行為、嫌がらせ、差別、奴隷が存在する悲しさ、数々の出来事。


ほとんどの方は

『毒親』

がどんな事象を指すのか
具体的に想像できないから、
自分の親や親戚、
経験値のレベルでしか
考えてくれません。

他人の親御さんの
問題の片鱗が
垣間見れたとしても、
本当の姿、家庭内の事情を
知る由もないからです。


だから本来『養育者』は
プロのような専門的な人が、ある程度の幼少期から担っていたと思います。


諸外国では、
育てる専門の人が各家庭にいたり、
また日本の歴史でも
養育係がいた時代があります。


例えば、
三代将軍、徳川家光公は
母親、江ではなく
養育係、春日局が

『生まれながらにしての将軍』

徳川家三代目としての
教育、躾をしたとあります。


少子高齢社会、共働きの今、
託児所とは意味合いが異なる
養育係は、社会的に最も必要で
現状にマッチする
職業かもしれません。


家族以外にも
近所、地域で見守り、子供達が安全にのびのびと社会のルールを学びながら育った一昔前の環境は逆転し、ソーシャルディスタンスをとる方向にシフトチェンジしました。

裏を返せば
『無関心になれ』とも
言えます。



人としての道理、
社会人としての信義則を
幼少期に学ぶ機会は大切です。

親、身近な大人たちから
子供の頃の成長過程で
多くのパターンを
学べる環境であれば
後々、大人になってから
役に立つものです。


『育つ』『育てる』

という言葉には、
深い意味があります。


個別のケースを客観的に見て『全て親のせいだ』『毒親だからだ』とするのは短絡的かもしれません。

ただ育つ環境で
親、親戚も含めて
どんな大人がいたかが
もっとも重要です。


アルコール依存症の親、
暴力、暴言の虐待親、

聞く耳を貸さない
昔ながらの頑固親父や
過干渉を繰り返す母親、

無心しかしない親、
不可解な人間関係を結ぶ親、
褒めない、認めないことで
自己肯定感を持たせない
教育虐待の親など

様々な事例があるのは
確かです。


本来なら、


子供のことを守るはずの親が、
なぜか大人になっても『敵』のように干渉し、図々しく人生に踏み込む生活の妨害をしておきながら、世間的にはよく出来る親ヅラしている例はよくある光景で、

親からのストレスが、
子供の人格、性格に
大きな影響を及ぼします。

野生動物の生存方法では
子供は若いうちに
突き放したほうが、
親も子も新たな縄張りを作り
逞しく生きていける。


人もそれぞれに合う方法を
とことん考え、向き合い、
見つけたものが最適な環境。

どれが正解か、その選択肢は
自分次第、とらわれることは
ありません。


自分の人生のマイナス部分を

『毒親だったことが原因』

という考えだけで
まとめてはいけない。


パーフェクトな
コーチである親は
ほぼいません。


友人知人、職場の人は
目の前にいるあなたのことしか
わかるはずもなく、

どんな家庭環境だったかまで
深く知って、
他人と付き合うことは
ほとんどないからです。


人から受けたもので
人を嫌になるけれど、

反省して向き合って
回復する努力をしない者を
『人で無し』と言います。

親が原因か、
その相手が原因かは
わかりません。

あなたが生きていく場面で
出会う大切な人、気の合う人、
付き合える人、
関われる人とだけ
人間関係を築けばいい。

あなたがどう楽しむか
どう共存するか
お互いを認め合い
高められるかが大切で
親から受けたことを引きずり
いつまでも意識する必要は
ないように思います。


そもそも『親子』は、
依存関係を避けて早くに離れること、時にはお互いのために突き放すことも、親子、お互いにとって改善策のひとつだと思います。


最終的には自分自身で何とかなると信じて、乗り越えられる意識を強く持ってください。


お便りをくれてありがとう。


人との距離感、付き合い方も劇的に変化する今、積極的になれない対人関係もありますが、焦らなくても克服していける風向きだと思います。


でも大体、
ダメージを受けた
次に待つ物語は面白いもの。


君の物語は
君だけが描く。


新たな君の物語が進んだら
また聞かせてください。

応援しています〆