仮面ライダー響鬼
15周年記念~anniversary


放送開始から
15年が過ぎて

あの頃の
少年少女たちが
社会に旅立ちました。

今、どうしてるかな。

15年前
既に大人だった
ひとたちも

響鬼は
みんなの心の中に
いますか。

主演として
今も語り合える
素敵な作品に出会えたことに
少し踏み込んで
毎月ファンの皆さんと一緒に
思い出を振り返ります。

今月は

『響鬼凱火~
  ワルキューレ・ルーン』


『響鬼で乗りたいバイク、何かイメージや希望はありますか?』


当時、

バイク好きだと
前もって調べていた
制作スタッフから
嬉しい質問が来ました。

20代後半、
HONDAスティード400に乗っていた時期があり自動車同様、2級船舶、バイクも免許を取得していたので、響鬼が乗るバイクを考えることは夢のある質問でした。

第一候補として
HONDAスーパーCUB
を提案。

日本にとどまらず、
アジアを代表する名車。

子どもの頃から新聞が好きで、配達のお兄さんやおじさんが、カブを乗りこなす姿をこよなく尊敬していました。

物心ついた頃の身近な
ライダーは
新聞配達のお兄さん。

だから

真っ先にスーパーカブが浮かび、
仮面ライダーとして新聞配達のお兄さんをオマージュして乗ってみたい、イチオシでした。

第二候補は、
マジェスティ
ビッグスクーター。

2005年当時、
ビッグスクーターブームだったので、この手の新たなバイクをアレンジしたら、かなりハマるんじゃないかと提案しました。

仮面ライダー響鬼
ライダーマシーンは
ご存知

凱火(がいか)。

HONDAワルキューレ
ルーンに決定し
初めて跨った時は
美しさと大排気量
大型エンジンの迫力で
30分ほど
ずーっと見惚れていました。

実物は
実に格好良かった★

移動車『不知火』しらぬい
バイク『凱火』
鍛える場での山歩き
様々な移動シーンがある中

響鬼に一番似合うと
思っていたのは

「馬」。

これぞ
本物の「rider」。

馬上の響鬼。

劇場版、馬上での変身後
北斗の拳、長兄ラオウが跨る「黒王号」のように馬にも装飾して、甲冑姿だったら、更に似合うだろうなと、美術スタッフと勝手に大盛り上がりしたことが懐かしく思い出されます。

乗馬シーンにて

とにかく一番大柄な役馬を
馬術指導の先生に
リクエストしてしまったので
乗りこなすまでが大変でした。


響鬼の世界観を
彩った乗り物。

1年間に渡り
ドラマ、映画制作する過程で、たくさんのアイデアと意見が出され、色々な制約や縛りを考慮しながら、魅力的な作品を追及していく撮影現場では、実現なんてしなくても夢や理想を、いつもワクワクして語り合い盛り上がった、監督、カメラマン、スタッフの方々。

挑戦する、
ということを考えた先に
想像を超えるアイデアが
浮かぶことを教わりました。

『挑戦』してこそ。

今でも振り返るたび
童心に戻る気持ちです。

因みに8月19日は
『バイクの日』

(つづく)


※写真はチーム仮面ライダー響鬼鈴鹿8耐レース出場時のバイクヘルメットです。