Ludwig van Beethoven
ルートヴィヒ・ヴァン
ベートーヴェン。

ドイツの作曲家
ベートーヴェンは今年が
生誕250年の記念年。


幼少期、約10年ピアノを習い
誕生日も重なる
ベートーヴェンを敬愛して
今でもよく聞きます。


あまりにも悲し過ぎる
やりきれない世界になった今

交響曲の入り口、
本物の
エンターテイメントに
触れてみてほしい。

いつかきっとこの時間が
何かの役に立つ日が来ると
信じています。


彼の楽曲は
ほとんどが壮大な作品として
構成されています。

「皇帝」

は、全体の華やかさの中にある
第二楽章の
穏やかさが秀逸な協奏曲。

序盤から泪してしまう方も
いると思うくらい
あまりにも優しい始まりです。

自分の好きな場所
景色を見ながら
最後まで聞くと

今よりも

前向きなことに向かう
自分になっている
とても不思議な効果がある
音楽です。

語ることは
不謹慎かもしれませんが

この世に
別れを告げる時
最期に聞きたい
名曲のひとつです。


世界で最も有名な
メロディは年末恒例
第九の

「歓喜の歌」 

これは誰もが認める
ベートーヴェンの集大成。

初めての
詩と音楽の融合。

人間と楽器が
交わって響き渡る
これぞ、
ベートーヴェンが
世に送り出した交響曲。


音楽家の彼が
世の中に何を感じていて
その心を
「音」で表現したのか。

人物を掘り下げてみると
想像を超える
エピソードを知り

その激しい生き様からは
湧き上がるほどの
勇気を与えられます。

楽曲を聴くことで
心震わされた
多くの民衆が存在する。

これが
音楽の歴史です。


因みにピアノ曲

「悲愴」

題名とは真逆に
彼の優しい力強さと
胸を突き上げる
繊細な鋭さ
この、相反する両面が
集約された名曲です。


病床の中で
第十番目の交響曲を手がけ
未完成のまま
生涯を閉じたベートーヴェン。


250年前
ひとりの孤高な天才が
現世に残した数々の楽曲は

人の心を激しく揺さぶり
今なお、たくさんの希望を
与え続けています。

ベートーヴェンからの
メッセージが
250年の時を越え

特に今日のような

不安定な現世に生きる
大勢の人々の
心の奥まで届く

そんな音楽です。